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ドアの向こう

日々のメモ書き 

秋の園

2010-10-01 | 自然や花など

  誘われて 上村松園展を見にいった。 珠玉の作品を鑑賞し、北の丸公園に出る。 緑に染まりながら夏のような秋のような陽の中に、蝉が鳴いていたし、アゲハも重そうによろよろと飛翔した。 

?カラタチ
藪茗荷の花藪茗荷の実

 藪茗荷のぽっちゃりした花は、 青黒い実になってきたり、イイギリの実が赤くてこまかい葡萄のように垂れ下がる。 カラタチの白い花はこの秋も、 青い棘のあいだに まろい まろ~い♪ 金のたまをたくさんつけていた。 紫式部、萩、ムクロジの黄みがかった青い実、 薄紫の可憐な花が盗人萩! だって。 莢ができていた。
  

  ここに立ち、あっと声をあげそうになった。 速水御舟の渓泉二図が浮かんだから。 なんとなく細い灌木や岩の配置が似てるでしょう。
 双幅は胡粉で流水の描写も大胆な、 ブラックを思わせる絵。 岩に生える草や、 木の葉など繊細に表現されている。 苔や緑陰の群青、緑青など、 谷間からわきでる泉の白さを、 際だたせて画面から水音が聞こえてくるようなのだ。 


 

  木下闇の湿り気、 特有の冷気が好きだ。 きもちが落ちつく。
こちらから千鳥ヶ淵を覗いたり、 対岸を眺めたり、 ご一緒したTさんの案内は至れり尽くせりでありがたかった。
  知らない植物をくわしく教えていただいた。 トベラ、かまつか。

 

  せせらぎは池へと流れこむ。 大都会のオアシス、 広場には遠足の子どもや散歩の女性、 オフィスから名札を下げたままの男性など、 それぞれ秋晴れのしぜんを満喫。

 親子が飛ばしたシャボン玉も 草のうえに休んでいる。

       

  虹色の宇宙を抱いて。

 

 

  

  ヒガンバナは崖を降りたり佇んだり 睡蓮が押し寄せてくる

 

       

      桜のころは…   
      

 

コメント (2)
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