別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

白いパステル

2010-05-09 | 別所沼だより

   沼に さわやかな風をおくるマーガレット   

    

       

  まっ白で清潔   花びらは糊のきいた木綿のよう  

  夏は白。 白といえどトーンはさまざま、 黄みのある白、 青みがかる白、 胡粉をまぜたような厚ぼったい白、 ミルク色、 生成り色、 灰色みのある白、 つやのある白…  

  Tシャツの白など、 沼のほとりはニュアンスのちがう白でにぎわっていた。

             -☆-

  弁財天のまわりは 紫蘭、つつじ、 牡丹臭木など紫系、 色合いのよく似た花ばかりだ。  柵が払われてカワセミを見なくなった。  

  日曜日 太公望であふれた。  写真を撮りに来ただけなのにガイドの癖が出て。 神奈川からいらした絵手紙のグループに近づき、 詩人を紹介しハウスへ案内する。 落羽松の気根を珍しげに描き、 ヒアシンスハウスの小窓やドアノブなどサラサラっと  喜んでくださった。

  風は青空に、 春でもない夏でもないような雲をのこしていった。 
   やわらかなパステルの白で…  

  

   

 

 

コメント (2)
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