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「妙ちゃんが行く」 本・ひとり旅・おいしい時間のお福分け
清川 妙著 すばる舎
いくつになっても、 とまらない!
「行く」という言葉にこめたのは、 さまざまなことに触発されて行動をおこしてみること。 映画や芝居を観る。 美術館、博物館に出かける。新しい勉強や習い事をはじめる。 何かの検定に挑戦すること・・・ (中略)
読書だって旅だっておいしい時間。 友人と心をうち開いて話しあうとき、 受験生のように 心を燃やして勉強しているとき、小さな贈りものに 愛をみつけて感動するとき、 それらはすべて おいしい時間です。 (幕開き前の口上 抜粋)
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清川 妙 先生の幸せ探し…
古典に裏打ちされた流れるような文章が読みやすい。 軽やかに 好奇心いっぱいにひろげてみせる深遠なせかい。 ふかく心に沁みいった。 夕飯の支度をしながら ふきこぼれを気にしつつ 一つだけ 一章だけ… と思ったけれど いつの間にか全部読んでしまった。
表紙絵のように ユーモアもあり いつも輝いている 若々しさ その秘密がいくつも詰まっている。 毎日少しずついただく 「幸せ」…
「でも、 だって」 は 捨てて、前向きに歩めば 生きているってすばらしい! 人生の味を濃くしたり深めたり、 できるのはあなた自身よ と教わった。 楽しいヒントがもらえる、 エピソードも胸を打つ。
本は 再読して何遍でも味わえる、 それもしあわせな時間。
先生は 間もなく89歳。 ほんとにお若いです お世辞でなく