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ドアの向こう

日々のメモ書き 

一対一

2010-01-12 | こころ模様
高い目標

  冷たい雨が降り出していた。

   心中に火の玉を抱き悴めり     鷹女
   
  うかんでくる鷹女の句はいつも烈しい、 火の玉は 怒りだろうか、 それとも希望や夢だろうか。 12日 清川先生の万葉講座。 学ぶことは楽しい。 悴みながらも胸にささやかな灯りをだいて教室に着いた。 いつも通り ときを忘れ、 いい時間だ。 ちいさな灯りもだんだん熱くなって、 その先を知りたい、もっと知りたいと大きな火の玉に成っていくのがわかる。 帰るころは鷹女になって。
 こころの通う同志がいて しあわせだ。

              -☆-

  先生に会うといつもこころがシャンとなる。 だらけていた自分を立てなおす。 あらたな挑戦をうかがって見習おう、 少しでも近づきたいとねがった。  
 雑誌 「毎日が発見」 「いくつになっても脳は進化する」 のなかに 
   
  昨日できたことを 今日も明日もできるように 毎日を保つ  清川 妙
 
 とあった。 グラビア・ページの先生は穏やかなお顔でこちらをまっすぐ見つめている。 呼びかけられた気がした。 

  「ていねいに」  「続ける」  

  何かを始めるのに 遅すぎることはない!

  
  勇気が湧く。 

  万葉歌を読んで味わう。 歌のせかいに分け入って何か感じる。 共感するものがある。
  「大勢のなかで こんなことを言ったら笑われそう… などと思わずに  私と一対一のつもりで何でも思うこと 感じたままを言ってみてください」 と仰った。   

  手紙も 一対一がうれしくて、 楽しくて四年も続いた。 ていねいに見つめ、よいところを探してたくさん誉めて下さった。 貴い時間は束になって、 きれいな箱に収めてある。 いつでも取り出して読み返す。 文章の書き方と 生きる知恵と 作法を教えていただいたとおもう。 なかなか実践できないけれど。

  朝カルの万葉講座は もう25年も続いているそうだ。 
  いつもていねいに  それはていねいに…  
   どの生徒も先生と 一対一。   ありがたいことだ。

 

 

  

  

コメント
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