美術館のちいさな池も氷るほど 厳しい寒さが続いていた
春は行きつ戻りつだけれど きのうきょうはビックリするほど暖かい
用があって 三室を歩いた。 うららかで気持ちがいい。
木蓮の蕾が陽をあびて 毛皮をのどかにひからせる。
どこからともなく鋏の音、 軽快なリズムは春のものだ。
霞むような屋敷林をみながら 気の向くままに小径を行く
庭先にロウバイが咲いて 梅が馥郁と香って
万年青の赤い実も 魚卵のようにかたまってた。 水ぬるむ日…
畑中に作業のひとも見える 黄金色の実がたわわだ
うららかに汗かく耳のうしろかな 万太郎
ついて来る人を感じて長閑なり 虚子
-☆-
きのう ルピナスの苗を植えた。 塔のような花も楽しみ。
葉を7・8枚ひろげていておもしろい。 八つ手と思ったら、
天狗の葉団扇と教わった。 なるほど… と感心した。
本日のこよみ 大寒 最低気温-0.6 最高 16.8℃