
緑を見てさえ 哀しくなった
生気にみちて 妬ましくなる
おびただしい葉の つないだ力
生命力が かなしく映る
赤児のような仕草で まかせるひとの
ちいさな声が追いかけてくる
ゴメンネ… アリガトウ… ごめんね…
こんなことまでさせて…
影をみても悲しくなった 目をそむけるんじゃない
ひとは死ぬために 生きるのだから
壁に寄ると こころが痛む
先のことは考えまい
直視するのは 今という時 目のまえのこと
青天に佇み 何かをしても ときめかない
あなたの笑顔だけ さがしています