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ドアの向こう

日々のメモ書き 

満開の春

2014-04-12 | 別所沼だより

 ウコン桜

 透ける花びら 変化する色  満開のとき

 新緑とパンジーに彩られるヒアシンスハウス
 きょうも 水彩を描くひとたちがいる

  沼底はヘドロで 「上げ底」状態。  掘り返すのだろうか。

 

干潟のような別所沼。 シラサギや鵜など水たまりをつついている。


 来訪15名  ありがとうございました。
 ・少女のころ軽井沢で神保先生に出会った。 自宅に戻ってからも家が近く、 親交は長く続いてお宅になんどか招かれた。 先生は道造さんのことやヒアシンスハウスの設計についてよく話していた。雨どいの下の瓶の話など、そのころは夢のように聞いていたが、 実際に建てられ、守られていることに感動する。 先生のお話がくわしく思い出される と。
 ・ 友人にみせたくて。  
  ヒアシンスハウスにいると詩が生まれる  こころのよりどころ。 
・ 建築科学生 2名  2度目。 
・若いカップル。 木の香がする。 素敵な家、 写真をたくさん撮った。

 春は気もそぞろ。 大事なことを後回しにして毎日が日曜日、 花に追われ、そよかぜにそよぐような暮らしだ。 きょうは眠い目をこすって、ガイドを務めた。 歩数 8208 
 WindowsXPの整理で  疲れがたまってきた。

 

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桜とかいぼり

2014-04-05 | 別所沼だより

別所の写真を お待ちとうかがって… 
 ここに桜はあまりありませんが 週末は花見客でいっぱい。

 

  (画面奥) ランニングコースに沿って植えられている
雪洞のような桜です

 

 近づいてみると  淡い色の薄紙のような花びら

ウコン桜は ようやくちらほら   来週が楽しみです


 

 

 沼のかいぼり作業が進んでいた。
 周囲はフェンスに囲われ立入禁止、 釣り人も居ません。

 

 田んぼのようになってよろこぶ白鷺
  ドジョウはいるのかな…  

 泥田を渡るボートもある。

 かいぼり作業では 底に堆積したヘドロ土砂を天日干しし、 底質・水質・生息環境の改善、外来魚の駆除など行われる。 

ヘドロとともに  空き缶やら自転車やら
 いったいどれくらいのものが出てくるでしょう。 


 囲いの中に 魚類飼育施設、 重機など。
  ここに沼エビや鯉、ヘラブナなど避難しているらしい、 よかったね!

 

 

 

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春の風

2014-03-16 | 別所沼だより

     春の風は窓のところに
     かへつて来て
     贈り物のことを ささやいている
     おしゃべりな言葉で

       立原道造  窓辺に凭りて   (昭和13より)


 昭和13年(1938)の詩です。
  この前年1937年、 23歳の立原は 4月 石本建築事務所に勤めます。


 

 二か月ぶりのガイドです。 2014さいたまシティマラソンがあり、 沼を走る人は少ない。 皆さんそちらに行かれたのでしょう。 かいぼり作業の重機がところどころ置かれて噴水は陸に上がっている。 水位は幾分下がり、杭が現れ循環しない沼水はカワセミに出会ったところも汚していた。

 カメラは修理中で携帯機能で撮った。 ぼやけた画像ですみません。
窓辺の寄せ植え ヒアシンスやムスカリが 河津桜に呼応する。うららかな一日で、 ヒアシンスハウスは熱心なお客さんがつづいた。 

・ 石本建築事務所に勤めている男性はK市からランニングで。 23歳の立原が事務所内で写っているが、棚の彫刻は今も大切に飾られているそうだ。 首の長いトルソーに注目。  
 
 詩人の構想では対岸に建つはずでした。 それで小さな窓から沼を見るという夢です。 これは詩人の発想か? それとも建築家の魂ですかと尋ねる。 

  建築家のランナーは 「それは建築家…」 「僕もそうします」 即答だった。
 
 限られた空間から広いところへ、 開放感にドキドキする。 窓枠は額縁、 絵のようなドラマに感動する。 切り取りの妙ですね。 写真もおなじ

・女性ふたり。 おひとりは20年くらいまえ記念館で求めたという詩集と新聞の切り抜きなど持っていらした。 熱心なファンでずっと温めてきた思いがある。 長時間話は尽きずとても感激された。 詩よりも詩的な手紙の話などし、全集を薦めた。 旗のデザインは画家の深澤紅子にお願いして。でも間に合いませんでした。 
 深澤さんの 「野の花美術館なら行ったことがある」 と、パッチワークがつながって喜ばれた。 
 現在、立原道造の遺品など信州上田の「無言館」に展示されて と伝えた。

  見学13名 ありがとうございました。

  

  最近の訪問ノートを見れば、 関東はもちろんのこと 富山・京都・高松・愛知・北海道の署名もみえてうれしくなった。 どなたも熱い想いを抱えてお出かけくださったのです。 ガイドもがんばろう。

 

 

 

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カワセミがきた

2014-03-10 | 別所沼だより

   

 ハウスの前にさくらが咲いて 

 観客も 目白押し


はじめて 飛ぶところが撮れました 

  

銀座和光 ショー ウインドーにもカワセミがいて こちらはゆっくり撮れました  
  十四代 今泉今右衛門展が開かれている 

 


 

かいぼり作業は遅れています。  
少しずつ水が抜かれ、 杭が見えているところもありました。

 

 

 

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穏やかな日

2014-02-25 | 別所沼だより

 2月15日のガイドは大雪で中止。 翌日から発熱、 インフルエンザに罹り別所の雪景色を撮れなかった。 みじかい冬眠を経て久々に訪ねる別所沼は のんびりと穏やかなようす、 眠そうな詩人の顔を浮かべていた。

 立原は長い脚をそろへて、きちんと腰をおろしてやはり眼をつむつてゐた。 …そよ風が頬を撫で、昏々と彼はからだぐるみ、そよかぜに委せてゐるふうであつた… (「わが愛する詩人の伝記」 室生犀星)

 淡々しい光につつまれて  まどろむ詩人 


 

沼につづく道に 紅梅が咲く

 カメラを用意すると 背後から 「いい花ですねえ」
  紳士が  笑顔を向けた
 見知らぬ同士  心をつなぐ紅い雲がかがやいている。 

 

 「こんなのが… 捕れるんだ」 
釣り人が うれしそうに見せてくれるヘラブナ

測ったら 40センチもあるって

かいぼりはまだ始まらないようだった。

 

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熱い日

2014-01-12 | 別所沼だより

連日氷点下の寒さですが、陽があればどうにか暖かい。

 今朝もかなり冷えたね   仲良く日向ぼこ  
日陰には霜柱


 


午後は つめたい風が吹く。


 噴水のしぶきを浴びる沼杉、 一切をそぎ落として雄々しい。 
 

  鏡   立原道造

 床屋は
 頭の上に
 シャボンで
 駝鳥や塔を作つてくれる

 不意に軽くなつた僕よ
 僕にはもうまづしげなひげがない
 だから歩きにくい
 きれいな顔は
 似あはない

 

  


 ご案内は
1月から3月末までの間 かいぼりを行うため、別所沼の水を抜き取る。 作業期間中は沼周辺は立ち入り禁止、魚釣り等できませんとある。 かいぼりとは 沼の水を抜き取り、沼底に堆積したヘドロ土砂を天日干しし、 底質、水質、生息環境改善、外来魚の駆除、沼周辺の土止めの確認、補修実施効果の確認を行う。
 

 ガイドの日 とおく奈良や岐阜からいらした。
熱い思いを抱え詩人の小さな家を見にくる。 立原の詩やことばが、 荷風や漱石、三好達治、ボードレールやリルケ。 日本の伝統詩が若きロッカーの音楽に響き呼応する。 教わることばかりで愉しく 昼食抜きで時を忘れる。 
 立原を知らないカップルなど、常連の子供たちも木の香に気づいて穏やかな表情で出てゆく。大人5名  ありがとうございました。

 生まれ変わる沼で、 ことし立原道造生誕100年、風信子荘の創設10年を迎えます。

 

 

 

     

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枯れ葉

2013-12-15 | 別所沼だより

 ガイドの日  部屋はぽかぽかと暖かかった。
 詩人の夢とにほひのなかで ひっそりと本を読んで過ごした。
 
  同人誌   孤帆(こはん) Vol 36    
  作品の底流に音楽がある…
 語と語の響き合い 韻文のリズム 散文のリズミカルな表現  不協和音…
 リアリズム… 「北原立木」

 
表紙からもリズム 音を感じて愉しんだ。 力作のつづきは家でゆっくり味わいます。 

 もっとたのしくてよいでせう
 明るい色に塗りませう 
 わるい筆だがかまはずに
 もつとたのしく描きませう
  これはお前の似顔です
 似てない姿がとりえです

     立原道造  「もつとたのしくて」 


 

 

 

 風が吹くと枯れ葉が舞った  あたり一面染めあげて
   静かに流れ 降り積もる 

 

  建築が好きな男性は、 時間をかけて熱心に見学された。
 近所に住んでいてもヒアシンスハウスを全く知らなかった方など。 
ハウスの存在はあまりにもしぜんで、風景の中に溶け込んでいるらしい。
木の家の香りとぬくもりを楽しんでくださった。
 来訪 午前に集中して 大人5名  子供7名。  
   みなさま ありがとうございました。

 

 

 

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錦繍

2013-11-24 | 別所沼だより

  近くの公園を抜けて

 

 カイノキ

別所沼まで 武州路のための写真を届けに行った。

 夢まつりから1週間たって 

 いまは 言葉を失うほどの  

 錦繍をまとう沼だ。 プロだろうか、 男性がいて言葉を交わす。  これから空と水を入れて仕上がるそうだ。 お断りして撮らせていただいた。 時間があれば完成まで見たかった。
 色を置くにもやさしく丁寧、 にじみや重ねなど慎重に図っている。 比べて私は乱暴だ。  油彩の癖がでて塗りこめてしまう、 はじめは透明感がステキでも、だんだん汚れてしまうのだ。 水彩は綺麗なうちに終えたい。細部を観すぎてはダメ…  とても勉強になった。

 

 

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守るもの

2013-11-17 | 別所沼だより

  別所沼は今が一番美しい季節です。


 第9回 ヒアシンスハウス夢まつりがおこなわれました。

 野外コンサートは埼大アカペラ・サークルの皆さん。 

軽快なリズムに乗って 大勢の方が集まりました。

 秋の日にかがやく紅葉  ヒアシンス日和…

 ことし創立57年を迎える浦和混声合唱もこころに残る。 道造の「優しき歌」の調べ、 ソプラノ アルト テノール、バス。さらにパートはいくつかに分かれ多声部によって響いた。 ふくよかに美しく掛け合う、 音色は景色になる。 深く味わって快い余韻。

 午後から別所沼会館で講演など 以下 自分あてのメモで(聞き間違いがあるかも知れません。誤りなどありましたらお詫びいたします。)

講演 「僕の立原道造入門」 高橋睦郎 

 ひとに入門を薦めるためのものでなく、苦手だった立原を 講演を良い機会として読みなおす、自身のための入門である。 

・岩波文庫 「立原道造詩集」杉浦明平 編 を 中学の頃読んだ。 その表紙に

 「若菜集」以後青春の抒情をうたいえたのは立原道造(1914-39)である。  彼は口語という困難な素材を使い、ソネットの形と新しい語法とによって抒情詩を構成した。 孤影の色濃い詩の中に青年の情感をみずみずしく盛り込み、半世紀を経た今なお人の心を打つ。」
 
あり、若菜集にひっかかった。

  藤村の若菜集「初恋」は 当時 (恋愛詩を読むだけで)恥ずかしく苦手、 リンゴすら食べたくなくなったくらいだ。 (すみません。カッコ内は蛙です。)
 しかし、「潮音」は好き。
 わきてながるる/ やほじほの/ そこにいざよふ/ うみの琴… 

椰子の実など。 さらに多くの資料と 中原中也・三好達治・蒲原有明・薄田泣菫などを引き、 比較分析されて進んだ。  
 
 道造にとってのソネットは 「言葉の砦」  では 何者から守るのか 何を守るのか…

 「あの息苦しい時代に やさしいもの あえかなものを守る」 
 このことは強い精神力の持ち主だからできること、 それは杉浦明平(問題や狭山事件、ハンセン病など社会問題に行動を起こした)との交友からも解ることである。

 興味深く、楽しく拝聴しました。 
心にのこることばを記します。
・ポエジーが自分の方にやってくる。 私が詩を書くのではなく、ポエジーに自分が選ばれる… ・詩を書きたい気持ちが起こったら、我慢できないところまで待って、待って 言葉が生まれる。待ち続ける… 自分の表現したいことばは ひとつしかない(高橋睦郎)


詩の朗読  中尾敏康 宮尾壽里子
  立原の詩を耳から聞いて味わう、 景色を想いながら。
埼玉詩人会のおふたりは自作も朗読された。 

講 話  島 亘
  記念館報に何度も執筆されている。   ドイツの詩人ヴィルヘルム・ミュラーの歌曲をテキストにシューベルトが冬の旅を作曲。
  立原の未完の手づくり詩集「Winterreise」[ミュラー「冬の旅」から]と堀のレコード<冬の旅>。 年表をもとに比較、検証された。
 限られた(30分)時間内では言い尽くせない。もっとゆっくり伺いたい。


 

尚 来年のヒアシンスハウス夢まつりは例年どおり 11月3日。 
 風信子荘が2004年に建てられて10年、 立原道造生誕100年です。

 

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間もなくです

2013-11-10 | 別所沼だより

  ガイドの日。
 今にも降りだしそうな雲の下、 ひときわ輝くケヤキです。 風はなく街道をゆく車の音が冷気を震わせた。 おしゃれなさまざまの犬が通る。 走る人も多い。
   

 ハウスの前に 夢まつりのご案内 まもなく17日、 たのしみですね。
 

 

昼過ぎて薄日がさす。 弱々しいひかりにあたたまった。 
 と、急に翳って桜紅葉がはらはらと散り塊になり、 暗い緑を背景にして流れるように飛ばされる。 それは美しい。 

 しばらく!   元気だった?
   ずいぶん姿を見せなかったね  

 噴水の周りに冬の水鳥たち、 浮島に巨大なアオサギ、シラサギなど集う
 杭の上は小さなカワセミ  どんな話をするのでしょうね 

 妊婦さんとお母様らしき人など  来訪15名 
ゆったりと穏やかな時を過ごされた。 ガイドにも楽しく充実のじかんでした。 

 

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懐かしい家

2013-10-19 | 別所沼だより

  先月は颱風のため閉室で 2か月ぶりのガイドです。 懐かしい家、 風信子荘。 
先輩!について学べるようにと、新入ガイドさんと一緒でした。 鍵を開けで中に入ると木の香も強く、 新しく感じます。 旗を揚げ、雨戸のカギなどチェック。 明るく楽しい方で、しごとはてきぱき頼もしいこと。 

肌さむい風に揺れる枯草、 静かな沼…
 暑い日々が嘘のよう。

 

 二つの幼稚園が運動会。 曇天を晴らすような可愛らしい歓声が聞こえました。
 弟妹の応援に来ていた児童が入れ替わり立ち代り、 同じ子が何度も顔をみせて、にぎやかなヒアシンスハウスでした。 大人3人、 子供たち数知れず。


     「晩秋」   立原道造

   あはれな ぼくの魂よ
   おそい秋の午後には 行くがいい
   建築と建築とが さびしい影を曳いてゐる
   人どほりの少ない 裏道を

   雲鳥(クモトリ)を高く飛ばせてゐる
   落葉をかなしく舞はせてゐる
   あの郷愁の歌の心のままに 僕よ
   おまへは 限りなくつつましくあるがいい

              (後略)

       

  来る 11月17日(日) 第9回 ヒアシンスハウス夢まつり です。
 ご講演など、 とても楽しみにしています。 立原道造のヒアシンスハウスと
  晩秋の別所沼を ぜひ見にいらしてくださいね。


 

 季節が変わる… 瀕死の蝶が哀れでした。
 これは アカボシゴマダラですね。

 

 

 

  

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水引に寄す

2013-10-01 | 別所沼だより

 
  稗草にをりふし紅くそよめくは水引草が交じりたるらし     北原白秋

 紅い線描がそよぐ朝、 境内を歩いた。  水引草が群れている。

 
花弁はなく、長さ2~3ミリの萼片の小花が列をなす。 
 萼片は上の三枚が赤、下の一枚が白い。(花おりおり) 
 タデ科の多年草。

 

頂いた絵ハガキは 江戸時代に編纂された
  「庶物類纂図翼」草部から (重要文化財) 


   

    海根 (俗名 美豆比木(みずひき)
     



 

      鰯雲甍担がれてうごき出す  波郷

 空を見上げることが多くなった。 今日から10月、秋が深まる。

     ※ blogを 少しお休みします。

 

 

 

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お知らせ

2013-09-25 | 別所沼だより

 2013 さいたま市民文化祭参加
 第9回  ヒアシンスハウス夢まつり in 別所沼     
     2013年11月17日 (日)午前11:30~午後16:30
                       ※その後16
:30頃から懇親会
          
  
   午前の部  会場 ヒアシンスハウス前庭  ・参加費 無料

  ■プログラム1 (11:30 ~ 12:15)   
   野外パフォーマンス -アカペラ・コーラス-
    演奏:andante、Apricot royal
        (2バンドとも埼玉大学アカペラ・サークル「chocoletz」所属)   
           ※雨天の場合は、別所沼会館にて行います。 


   午後の部 会場:別所沼会館  ・参加費 無料
  
  ■プログラム2 (13 : 30 ~ 15 : 00)    
   講 演 <僕の立原道造入門>
          高橋 睦郎 (詩人)

  高橋睦郎氏のプロフィール
 1937年12月15日 福岡県北九州市生まれ、福岡教育大学卒業。 「薔薇の木 にせの恋人たち」(1964)で詩壇に登場し、以降、詩にとどまらず俳句、短歌、新作能、オペラ台本などその表現活動は多岐にわたる。 詩集「兎の庭」で高見順賞(1988)、句歌集「稽古飲食」で読売文学賞(1988)、詩集「姉の島」(集英社)で詩歌文学館賞(1996)、紫綬褒章(2000)。
 著書 「現代詩文庫19 高橋睦郎詩集」「現代詩文庫135 続・高橋睦郎詩集」(思潮社)
岩波新書 「読みなおし日本文学史」、 中公新書 「百人一首」「漢詩百首」 「季語百話」など多数。

  ■プログラム3 (15 : 00 ~ 15 : 30)
   詩の朗読  <立原道造の世界>
          中尾 敏康、 宮尾 壽里子(埼玉詩人会) 
     

  ■プログラム4  (15 : 30 ~ 16 : 00)
   講 和 <立原道造と堀辰雄の「冬の旅」>
        
配島 亘(比較文学研究家)


  ■プログラム5  (16 : 00 ~ 16 : 30) 
   合  唱 <立原道造を歌う> 
   合唱 : 浦和混声合唱団  指揮: 岸 信介
   曲目 :  「優しき歌」 立原道造作詩・小林秀雄作曲
          (爽やかな五月に、さびしき野辺、他)

  ■懇親交流会  (16 : 30 頃~ 
     会費: 2000円 

     

  

  ご案内のとおり 多彩なプログラムで お待ちしております。
 高橋睦郎氏のご講演も 楽しみです。      

 

                     

                

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台風一過

2013-09-17 | 別所沼だより

  水たまりに 逆さの風景が絵のようだった

 

 メタセコイアの 千切れた葉や折れた枝が浮かぶ水面

 落羽松の実が散乱している

    強い陽ざしに 抱かれて

 有志が植えたヒガンバナ

    スイレンも咲く

 


   秋日傘別れの余情折りたたむ    中村恭子

 ゆきあひの空…   夏と秋とがすれ違う

  ヒアシンスハウス夢まつりのご案内は程なく

 

 

 

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エチュード

2013-08-17 | 別所沼だより

蝉しぐれを隠すように  しぶきは風に戯れ 
 つくつく法師に ミンミンゼミがうるさい位  

 

釣りは北の木蔭 ランナーが ひとり、ふたり・・  ベンチに 肌を焦がすひと

風は 姿をさざ波に写して 桐の広葉をそよがせている

 

  (エチュード)

    風の話   立原道造 (抜粋)

そんなことを言ふのはをかしかつた
僕らは まじめな顔で言ひあつてゐた
風がみえないことを

最初の子供は 風が埃のそばにばかり見えることを言った…

 …

 次の子供は 風は枝のそばにばかり見えることを言った 

 記録やぶりの酷暑、  雨は降らずに今日も36度です。 学生さんは課題の模型を作ると言って やはり現物を見にきました。 休暇中に進めている習作が どれくらい近づいたのか確かめたい。

 「小さい空間ながら 充実している」 
「道造さんが見たらきっと喜ぶと思う」 「中からの眺めも 涼しげです」 

図面を描き、 じぶんの作品と比較しているようす。 模型にドアノブも外せない と。 熱心に見ていく
 おしゃれ上手な若者ばかりでファッションなど ガイドは眼も心も愉しく。

 卒論のテーマは立原道造、 女性は資料集めに。
 撮影や計測など およそ2時間滞在された。 

   

 花壇のあたりに無数のとんぼ。 
暑いけれど、澄みわたる空に 秋色が覗く。   来訪9名
ありがとうございました。

 

 

 

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