退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「素敵な『教養人』と『自由』を獲得していただきたい女子たちあるいは『笑って許して』ということ」について

2019-10-22 03:29:21 | Weblog
くもりのち雨。夜に一時激しく。

三村芳和「酸素のはなし」を読む。

物理・化学・生物・地学を網羅していることに加え
漢籍にも通じ登山経験が豊富な著者は実はお医者さん。

朝鮮戦争が勃発した1950年生まれの「教養人」の力よ。
若者には是非接して頂きたい内容。

個人的にはあれこれ思い出す一方
高校時代にもう少しきちんと理科全般を勉強しておけばと思った次第。

「センス・オブ・ワンダー」を知ったのはそのずいぶん後で。
そこそこ科学書は読んでいるものの「肝心なところ」の理解が微妙だったり。

とりあえず好奇心だけは涸れることがないので今後も愉しみは続きそう。
少しずつではあれ理解を深めていきたいもの。

テレビ東京系列で「ノンフェイクション」を観る。

3人の「男子地下アイドル」のうち一人だけが「フェイク」だという内容。
残りの二人は「本物」で彼らを追いかけるオタク女子たちも同様に。

それにしても彼女たちの壮絶な「追っかけぶり」には驚くのみ。
稼げる貨幣をすべて注ぎ込むのは「生きている感覚」を味わうためだと。

アイドルが「裏切ったら」殺すとのたまう女子も。
アルコール度数の高い酒を飲んでアイドルと接近しつつ道路で「マグロ」にもなり。

この「中毒ぶり」はドラッグのそれに近い印象。
アル中ニコ中活字中毒の身からしても「凄い」。

ここで考えたいのは「貨幣の役割」。

「貨幣量の多さ」がすべてを保障するらしい。
どうやら「男子地下アイドルの世界」はそうなっているようだけれど。

ホストに入れ上げる女子に似て。
なぜそういうことになっているのだろう。

いわゆる「愛情」が手に入れられないせいなのか。
ただしその「ゲーム」にもやがて「終わり」が来るはず。

おそらく彼女たちは「そんなことはわかっている」と言うのだろう。
そこで思い出したいのは。

自らの「現実に対する絶望」は「正しい」のかという疑問。
むしろ「現実」は「思いがけない姿」を見せるものでもあることを忘れずに。

少なくとも自分を含めて誰しもが「限られた視点」しか持っていないのは事実。
「お前はアホか」と笑える自分さえいれば。

「従来の自分のルール」を見直すことで「新しい世界」が拓けるやもしれず。
「こうでなければならない」と思うことの大半はたぶん「間違っている」。

彼女たちには「新たな自由」を獲得していただきたいもの。
それが出来るのが女子なんだから。

まあこれらがすべて「余計なお世話」だとしたらすまん。
笑って許して。
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