退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『人物紹介』に終わる中国古典の初めと『ヨーロッパの変態ぶり』を確認するベルギー映画」について

2023-05-18 03:02:00 | Weblog
晴れ。30度超え。

「紅楼夢(一)」読了。

まだ「人物紹介」の趣き。
途中で作者の「おしゃべり」が入るパターンが当時から。

主人公賈宝玉の「夢精」は今後の展開のプロローグか。
「塾でのいじめ」などはフランスの小説と同じ香りなど(どの作品だったかは忘れ)。

やはり「貴族の人間関係」と「大邸宅の在り様」が興味深く。
かの国にそういう時代があったということで。

ヤン・フェルヘイエン「アンノウン・ボディーズ」(’17)を観る。

頭部のない6人の女性の死体が発見され。
「暴走気味」のフレディと生真面目なフィンケが捜査をするのだがというお話。

原作はベルギーのベストセラーだとのこと。
もちろん未読なので比較は出来ず。

リナのソフィー・ホフラックの「あやしさ」が基本。
もっともいまだに「踊り場と薬物」かよとは思いつつ。

「ヨーロッパという土地の変態ぶり」をあらためて。
北欧作品もそうだけれど必ず「性と犯罪」が絡む次第。

なおかつ全体に重々しい描写が続き。
本作ではプロファイラーのエピソードが必要だったのかが疑問。

繰り返すが90分で十分なはず。
ミステリーとしての魅力もあまりないのが残念。

「フェミ視点」からすると「男の絆の強化の物語」。
そのために「女子が排除されること」を覚えておこう。
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