退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『微妙なわたし』ふたり」について

2016-12-22 02:24:47 | Weblog
晴れ。今日もおだやか。

小林誠彦「フクロウになぜ人は魅せられるのか わたしのフクロウ学」を読む。

実際に生息するさまざまなフクロウの紹介に始まり
ギリシャ・ローマの神話から古代中国の神話その他に登場するものまで。

幅広い紹介ではあるものの「フクロウ好き」でない者にとってはいささかもたれる。
だったら読むなよということにもなりそうだけれど。

著者の「トーテム」がフクロウであることはよくわかる。
ある種の「部族の人」だと思うとわかりやすいのか。

タイトルが実は間違っているのがポイント。
「人は」でなく「わたしは」としてくれていれば納得できるはず。

NHKで「the covers 福山雅治」の再放送を観る。

リリー・フランキーの「モテないタイプ」という指摘に大いにうなずくと同時に
少なくとも「女子とまともに向かい合うことのできない人」なのだと思い至る。

ミュージシャンを目指して上京するも「ひとつ屋根の下」というドラマで人気が出てしまい
「ロック好き」にもかかわらず自分の出す音がそれとは全く違うものであることを知り。

「違和感の連続」は現在も続いている模様。
もっとも「売れたこと」に居直らないあたりの率直さにむしろ「ロック」を感じればいいかも。

カバーアルバム「魂リク」の曲を紹介しておこう。

「銭形平次」「元気を出して」「長崎は今日も雨だった」「心の旅」「チェリー」「糸」
「コーヒールンバ」「Raining」「雨やどり」「ZOO」「さらばシベリア鉄道」「12月」「Midnight Blue Train」。

舟木一夫、竹内まりや、内山田洋とクールファイブ、チューリップ、スピッツ、中島みゆき、
西田佐知子(井上陽水)、Cocco、さだまさし、川村かおり(辻仁成)、大瀧詠一、sion、浜田省吾という選択。

どう見ても「女子受け」する選曲ではないことは確かだろう。
「本来のキャラクター」とは違って「見栄えも声もよく生まれてしまった存在」だと解釈しておく。

「タモリ倶楽部」に出ていた半田健人のようにマニアックでもなく。
その点では「残念な人」なのかもしれない。

そうした「微妙なポジション」を知るとまた違った「味わい」が出てくるはず。
もっとも「男女を問わず広く売れる要素」としてはプラスなのだが。
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