退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「フランスにも『空気の支配』はあったことと映像が綺麗でリズミカルに動くシステムたちが好ましい映画」について

2024-08-29 02:17:14 | Weblog
晴れときどきくもり。帰りに少しだけ降る。

ロジェ・マルタン・デュ・ガール「チボー家の人々 一九一四夏 Ⅲ」を半分以上読む。

当時の欧州各国の思惑は正直どうでもよろしい。
「第一次大戦」は確実に起こっただけ。

敢えて言うなら「社会主義者たち」がそれを前にして「変節する」姿を覚えておこう。
なるほど「空気の支配」はかの国にもある模様。

ジャックの演説が限られた人々を「扇動する」のも空しく。
それが「全体」を動かすはずもなく。

未来に同様な事態が起きるのだとしたら参考にするまで。
もちろんその前に「やるべきこと」はたくさんあるはずだけれど。

この種の「歴史」をわれわれは未来に生かせるのかどうか。
世界各地のあれこれを見る限りなかなかに難しそう。

摩砂雪&鶴巻和哉「ヱヴァンゲリヲン新劇場版 序」(’07)を今頃観る。

とにかく映像が綺麗。
物語そのものは案外「普通」なのに比べて。

碇父子のお話は「おまけ」な感じ。
「自分を捨てた父親」に褒められたいシンジの姿はむしろみっともなく。

彼が偶然綾波レイの乳房を触ってしまうあたりは「青春映画」の趣き。
「転校生」として鈴原と相川に出会ってやがて「和解」するあたりも含めて。

「第3新東京市」のメカニカルな姿もなかなか。
高層ビル群が格納されるのにふむふむ。

「文字」がパズルのピースのように現れるのも同様に。
決まった速度で画面を埋めるリズムが妙に心地よく。

使徒の中ではやはり「第6」の青い正八面体が幾何学的に姿を変えるのが印象的。
内部が「揺れる」あたりの描写も忘れずに。

ミサトとリツコの「大人な関係」がシンジの幼さと対照的なのも覚えておこう。
というわけでこのシリーズをしばらく観るつもり。
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