くもりときどき晴れ。依然蒸し暑し。
成瀬巳喜男「娘・妻・母」を観る。
実家に帰っている間に夫が事故で急死、
いわゆる「名家」から「手切れ金」100万円を手に出戻った長女原節子。
そこへ、妻の叔父加東大介に貸すため50万借りる長男森雅之。
さらに、姑杉村春子と離れて暮らすため30万借りる次女草笛光子。
写真館を営む次男宝田明は年上の妻淡路恵子がやっている
喫茶店の女の子のお尻をさわって妻に「家出」される始末。
三女団令子はのんきに財産分与の金勘定ばかり。
会社の試供品のワインを次男に売るちゃっかりぶり。
ピクニックがきっかけで次男の友人仲代達矢とデートする長女。
母三益愛子も還暦を祝ってもらってうれしそう。
ところが妻の叔父が倒産した上行方不明になり
長男が内緒で家を抵当に入れていたせいで家を失う破目に。
開かれた家族会議では皆「現金な話」ばかり。
長女は恋人と別れ、母を連れて友人に紹介された初老の金持ち上原謙に嫁ぐ決意。
長男の妻高峰秀子は母を「引き取るのが自然じゃない」と夫に言う。
母は娘の気持ちを知って老人ホーム入りを覚悟する。
結局「まとも」なのは「娘・妻・母」。
ゴジラ映画の小泉博は次女の夫で弱気なマザコン。
長女の友人中北千恵子は保険の外交で本人に内緒で「見合い」をさせる。
笹森礼子は写真館のモデル、塩沢ときはホステスで登場。
笠智衆は嫁に怒鳴られ、時給をもらって近所の子どものお守をしている。
ラストは笠智衆が公園で泣く子に手間取るのを見て
思わず走り寄って子をあやし始める三益愛子の姿。
自分の境遇も忘れてついつい、という姿を見なくなって久しいけれど
迫ってくる恋人に照れて掃除機をかけ始める女というのも同様。
成瀬巳喜男「娘・妻・母」を観る。
実家に帰っている間に夫が事故で急死、
いわゆる「名家」から「手切れ金」100万円を手に出戻った長女原節子。
そこへ、妻の叔父加東大介に貸すため50万借りる長男森雅之。
さらに、姑杉村春子と離れて暮らすため30万借りる次女草笛光子。
写真館を営む次男宝田明は年上の妻淡路恵子がやっている
喫茶店の女の子のお尻をさわって妻に「家出」される始末。
三女団令子はのんきに財産分与の金勘定ばかり。
会社の試供品のワインを次男に売るちゃっかりぶり。
ピクニックがきっかけで次男の友人仲代達矢とデートする長女。
母三益愛子も還暦を祝ってもらってうれしそう。
ところが妻の叔父が倒産した上行方不明になり
長男が内緒で家を抵当に入れていたせいで家を失う破目に。
開かれた家族会議では皆「現金な話」ばかり。
長女は恋人と別れ、母を連れて友人に紹介された初老の金持ち上原謙に嫁ぐ決意。
長男の妻高峰秀子は母を「引き取るのが自然じゃない」と夫に言う。
母は娘の気持ちを知って老人ホーム入りを覚悟する。
結局「まとも」なのは「娘・妻・母」。
ゴジラ映画の小泉博は次女の夫で弱気なマザコン。
長女の友人中北千恵子は保険の外交で本人に内緒で「見合い」をさせる。
笹森礼子は写真館のモデル、塩沢ときはホステスで登場。
笠智衆は嫁に怒鳴られ、時給をもらって近所の子どものお守をしている。
ラストは笠智衆が公園で泣く子に手間取るのを見て
思わず走り寄って子をあやし始める三益愛子の姿。
自分の境遇も忘れてついつい、という姿を見なくなって久しいけれど
迫ってくる恋人に照れて掃除機をかけ始める女というのも同様。
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