退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「たくましさ」について

2013-04-20 02:53:59 | Weblog
晴れ。やや冷える。

常見藤代「女ノマド、一人砂漠に生きる」を読む。

エジプトの遊牧民の生活にも徐々に「都市生活」が忍び寄る。
著者の「思い描いた姿」は結局「旅人の理想」に過ぎず。

イスラムの教えに従った暮らしにも同様に
どこにもある「文明」と「悲しみ」が襲い。

「のんびり生きること」が当然ならば何も疑いは起こらないものの
観光客目当ての「商売」が始まると事態は一変する。

「環境の変化」にはいろいろな「適応の仕方」がありそうだけれど
われわれは「便利さ」というものにどうにも弱い生き物らしい。

深夜「シンプル・プラン」(’98)を再見。

「お宝」を発見したことで変わってゆく人生。
冒頭の「白い雪」が印象的でありそれがすべて。

ここで「アダムとイブ」のお話を思い出せばいいか。
ブリジッド・フォンダの「変貌ぶり」がなかなか。

つい最近屋根に逃げた覚醒剤使用のカップルを唐突に思い出すのは
ここでも「見張り役」をしていた女性がいたから。

「嘘」を「真実」だと信じ込める能力はいかにもたくましく力強い。
他愛もない話を延々と飽きずに続けられるのは少女の頃からのことで。

男子がいたずらに「筋道」にこだわる原因を
いっそ「生物学的弱者」だからということにしてはどうだろう。

与えられた「生命」のはかなさを
どうにかこうにか「正当化」したい気持ちのなせる業ということで。

おそらく「敗者の美学」は
男子と父親の影響の強い女子によって維持されるものなのだろう。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ご縁」について | トップ | 「そういうこと」について5 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事