退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「忙しない年の瀬と人と動物のお付き合いあるいは香港の歴史と現在」について

2017-12-29 02:01:34 | Weblog
晴れ。やや風が吹く。

上司からの連絡で仕事納めの日に地下鉄が止まったことを知る。

仕方なく行ける駅まで行ってタクシーを探す。
寒風の中しばし歩くがなかなか見つからず。

こりゃダメだと思っていたところでようやく捕まえて。
結局ギリギリセーフとなる。

特定方面へ向かう電車が一本しかないせい。
これではとても「都市」とは思えず。

かと思えば帰りには交差点でバイクが「縮んで」いるのを見る。
年の瀬に何とも忙しないこと。

河合雅雄・林良博「動物たちの反乱 増えすぎるシカ、人里へ出るクマ」を再読。

かつて人と動物たちの「入会地」として機能していた里山がそれを失った結果。
結局はわれわれの生活スタイルが変わったせい。

「美味しい時期」を逃したシカ肉ばかり食べて「ジビエの豊かさ」を知らずに来たことや
「農村の衰退」によってクマに「豊かな餌場」を教えてしまったこともあり。

福島の「放射能汚染地域」で動物たちが活発に動いていることを思い出す。
「縄張り」を保つためにはそれなりの「人の存在」が必要。

人口減少の著しい現在がそのまま続けば「動物たちの楽園」ができるのだろう。
それを「素晴らしい」と思うかどうかがポイントのよう。

「自然保護」も突き詰めれば「われわれの生活様式」に行き着く次第。

ウィルソン・イップ「イップ・マン 葉問」(’10)をTVで観る。

主人公はブルース・リーの師匠で演じるのはドニー・イェン。
いかにも正しく控えめなキャラクターが好ましい。

久方ぶりに見たサモ・ハン・キンポーがいい役どころ。
「現実」に屈しながらやがて「正義」に目覚めるも志半ばで倒れる。

イギリス植民地下の香港における「中国武術の誇り」という筋立てはいかにも「20世紀」の趣き。
ロッキー(’76)の「異種格闘技版」と思えばいいかも。

もっとも中国による「圧力」が際立つ現在においては
むしろ「香港のナショナリズム」を掻き立てる役割があるのかも。

音楽が川井憲次であることも忘れずに。
どういう関係で仕事の依頼が来たのか知りたいところではある。

さて。

もうちょいと飲んで年末年始の休暇を楽しむつもり。
コメント
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