晴れ。仕事場でエアコンをかける。
「谷崎潤一郎対談集【文藝編】」読了。
座談会での武田泰淳の谷崎への迫り方が印象的。
活字からその勢いが伝わってくる感じ。
「自称弟子」の今東光についてはやや迷惑がっていたような。
インタビューの中身もむしろ「すれちがい」が多く。
当時の若い女性の言葉遣いがずいぶん気に入らなかったようで
繰り返し同じ話をしているのにふむふむ。
その作品の多様さをあらためて認識しつつ
「巨人」と言うよりない凄さが身に沁みる。
もっとも全集を読んだわけでもないので推測も含めた「感想」にすぎず。
これまた「老後の愉しみ」が増えたようでうれしい。
NHKで「若冲 ミラクルワールド特別編」を観る。
もっぱら技術の解説がなされていたけれど「圧倒的な美しさ」は別次元の趣き。
「動植綵絵」を中心とする傑作群には茫然とするよりない。
映画でいう「パンフォーカス」のさらに緻密なかたちとでもいうのか。
「色彩の魔術師」といったらシャガールだと思っていたけれど。
おまけに水墨画も凄いのだから何ともはや。
久方ぶりに「掛け値なしの天才」をじっくり見たかも。
蛍光色やショッキングピンクなど
いかにも「ケバケバしい色彩」しか知らない向きは是非。
繰り返すが「本物」を知ると「世界」が変わる。
「光が影を浮き彫りにする残酷さ」にご注意を。
「谷崎潤一郎対談集【文藝編】」読了。
座談会での武田泰淳の谷崎への迫り方が印象的。
活字からその勢いが伝わってくる感じ。
「自称弟子」の今東光についてはやや迷惑がっていたような。
インタビューの中身もむしろ「すれちがい」が多く。
当時の若い女性の言葉遣いがずいぶん気に入らなかったようで
繰り返し同じ話をしているのにふむふむ。
その作品の多様さをあらためて認識しつつ
「巨人」と言うよりない凄さが身に沁みる。
もっとも全集を読んだわけでもないので推測も含めた「感想」にすぎず。
これまた「老後の愉しみ」が増えたようでうれしい。
NHKで「若冲 ミラクルワールド特別編」を観る。
もっぱら技術の解説がなされていたけれど「圧倒的な美しさ」は別次元の趣き。
「動植綵絵」を中心とする傑作群には茫然とするよりない。
映画でいう「パンフォーカス」のさらに緻密なかたちとでもいうのか。
「色彩の魔術師」といったらシャガールだと思っていたけれど。
おまけに水墨画も凄いのだから何ともはや。
久方ぶりに「掛け値なしの天才」をじっくり見たかも。
蛍光色やショッキングピンクなど
いかにも「ケバケバしい色彩」しか知らない向きは是非。
繰り返すが「本物」を知ると「世界」が変わる。
「光が影を浮き彫りにする残酷さ」にご注意を。