晴れ。夜に手がかじかむほど冷える。
能町みね子「ドリカム層とモテない系」を読む。
「モテない系3部作」のうち2作を「制覇」することに。
「ですます」と「だ・よう」などがさまざまに混じった文章は面白い。
「勝手な分析」に関するふむふむ以上に
案外「品のいい文章」がポイントのような。
「自虐ぶり」が程よくいい「味付け」になっていて。
「ドリカム層=普通の女子」の生態もよくわかる内容。
ある種の「自意識過剰」がこうした作品を生み出すことになるなら
今後も大いにそのままでいていただきたいもの。
「プロ彼女」という造語による皮肉もなかなか。
中島みゆきのモノマネが得意なことに引っかければいかにもな「ひとり上手」でもある。
友人としては最適だが彼女としてはややこしい。
あらためて「興味深い存在」だと思った次第。
さて。
唐突に「ヤンキーはなぜ言語によるコミュニケーションを嫌うのか」。
基本は両親あるいは学校の教師らの使うそれらが
彼ら彼女らにとって「抑圧的もしくは意味不明」でしかなかったからだろう。
もっとも一見複雑そうで「正論」に見える言葉遣いが
実は「夜露死苦」とあまり大差ないものだとあるのだとわかれば少しは変わるかも。
時代を問わず「若者言葉」が現れることを思えば
「支配的な言語に対するささやかな抵抗」はむしろ「言語への愛着」を物語り。
キラキラネームもその「証拠」のひとつ。
それがいかに別方面から「ダサい」と思われようと彼ら彼女らは「主張」を続け。
要は。
「安心して暮らせる空間の少なさ」が基本にあるのではないか。
郊外にありがちな「過剰な生真面目さ」がもたらす息苦しさも含めて。
ひとつハッキリしているのは「文化的資本の貧しさ」。
残念ながら「カッコイイ」と思う対象の種類が少なすぎるのだ。
周囲にそうした「豊かさ」がなければ人は簡単に身近なものに飛び付く。
家族以外の「風変わりな人物の必要性」がここで浮かび上がる仕組み。
「教育のための資源」はその一点に尽きると言ってもいいほど。
ただしそうした「人材」は「普通の教育」からは生まれないのでご用心。
能町みね子「ドリカム層とモテない系」を読む。
「モテない系3部作」のうち2作を「制覇」することに。
「ですます」と「だ・よう」などがさまざまに混じった文章は面白い。
「勝手な分析」に関するふむふむ以上に
案外「品のいい文章」がポイントのような。
「自虐ぶり」が程よくいい「味付け」になっていて。
「ドリカム層=普通の女子」の生態もよくわかる内容。
ある種の「自意識過剰」がこうした作品を生み出すことになるなら
今後も大いにそのままでいていただきたいもの。
「プロ彼女」という造語による皮肉もなかなか。
中島みゆきのモノマネが得意なことに引っかければいかにもな「ひとり上手」でもある。
友人としては最適だが彼女としてはややこしい。
あらためて「興味深い存在」だと思った次第。
さて。
唐突に「ヤンキーはなぜ言語によるコミュニケーションを嫌うのか」。
基本は両親あるいは学校の教師らの使うそれらが
彼ら彼女らにとって「抑圧的もしくは意味不明」でしかなかったからだろう。
もっとも一見複雑そうで「正論」に見える言葉遣いが
実は「夜露死苦」とあまり大差ないものだとあるのだとわかれば少しは変わるかも。
時代を問わず「若者言葉」が現れることを思えば
「支配的な言語に対するささやかな抵抗」はむしろ「言語への愛着」を物語り。
キラキラネームもその「証拠」のひとつ。
それがいかに別方面から「ダサい」と思われようと彼ら彼女らは「主張」を続け。
要は。
「安心して暮らせる空間の少なさ」が基本にあるのではないか。
郊外にありがちな「過剰な生真面目さ」がもたらす息苦しさも含めて。
ひとつハッキリしているのは「文化的資本の貧しさ」。
残念ながら「カッコイイ」と思う対象の種類が少なすぎるのだ。
周囲にそうした「豊かさ」がなければ人は簡単に身近なものに飛び付く。
家族以外の「風変わりな人物の必要性」がここで浮かび上がる仕組み。
「教育のための資源」はその一点に尽きると言ってもいいほど。
ただしそうした「人材」は「普通の教育」からは生まれないのでご用心。