「こんにちは!以蔵です!」
5年前に我が家に来た以蔵君も、今年で無事12歳。
犬年齢では十分シニアさんですが、
それを考えても、かなり早めに白内障から失明してしまいました。
とはいうものの、毎日普通に散歩に出れておりますが、
やはりみんなと一斉に歩くと、ついつい引っ張られていくだけになるので、
お散歩しているというより、引きずり回されるイメージがままあります。
それは見ていてやはり可愛そう。
また、交通量の多い中を歩く朝の散歩については、
以蔵は時折ペースを乱すので、すこし危険ということもあり、
この子だけ単体でゆっくりと散歩させております。
そうなると以蔵は生き生きと楽しそうに歩き回っては、
「くんくんくん…♪」
きっちり土や緑の香りに気づいては、鼻先を上に向けクンクンと敏感にかぎつけ、、
トコトコトと近づいて行っては、こうして納得するまで臭いを楽しみます。
いわゆる「鼻道楽」ですね♪
そしてまた日向日陰の境目は見えなくとも感じることができるのか、
朝の気持ちのいい朝日に当たると、足取りを一層軽くして歩き出します。
「るんたった~♪」
こういうのはやはり、みんなと一緒に散歩に出て、
遅れないよう一生懸命追いかけている時には見れない表情。
恐らくどの子もこのように、一匹一匹ゆっくり散歩させてあげることができれば、
皆とても喜んでくれるのでしょうが、
そうなると私の体と時間が今の8倍必要になってしまう。
だから、今しばらくはハンデの大きな以蔵君だけちょいと特別♪
「やった~!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
こんにちは。
この様な感じで目が見えなくなってからも、
以蔵は毎日元気に散歩に出ては、こうして楽しく過ごしております。
そしてこういう光景を見るにつけ、私はいつもこんなことを思うのです。
もし私が以蔵の立場だったらどうなっているだろいう?
多分私がそうなれば、普通は「見えなくなったこと」とを嘆き、
そうでない人をうらやんだりするはずだと思うし。
なのに、以蔵はそういうそぶりは全く見せず、
見えなくなったことは、「それはそれとして」、また別の楽しみをちゃんと見つけ、
「ああ楽しいな♪」
と日々の生活を楽しんでいる。
これは本当にすごいな、と。
頭が下がるな、と。
思えば今までいたわんこ達もそうだった。
見えなくなったり、歯が無くなったり、足が悪くなったり、
そういう状況になっても、その日その日をぼやくでも悔やむでもなく、
何かしら楽しいことを見つけては、生き生きと過ごしていました。
私も、そういう感じで生きていけたらどんなにいいか。
こんな感じで、この子たちは日々色々なことを教えてくれます。
(*^人^*)
そういうことに気づかされてしまいました。
で、つい先日も…
「!?」
「やっぱ、お花や♪」
と、鼻ざとく気づいたり、
「!?」
「お友達でしたか~♪」
と、残る五感を駆使し毎日楽しく過ごしております。
ヽ(^∀^)ノ
* 追加の鼻道楽 *
「ん?この香りは??」
「おいしそうなにおい~♪」
いっぱいあるのになし!
またもや北の坊さんから頂いてしまいました。
早速の朝&お昼ごはんいいただいたのはもちろん、
友人親せきにもおすそ分けすることができました。
実はわんこ達、特に以蔵は梨が大好物なので大喜びでした♪
お散歩から戻ると夢中で食べてます♪
(*^人^*) 「坊さんいつもありがとうございます!」