さてさて、大騒ぎの末生れ出た仔犬たちもスクスクと育ってくれ、
バタバタと大忙しだった子育てもひと段落。
二匹の仔犬たちも、どんな場所にも一緒に出掛け、
楽しく遊ぶことができるようになっていました。
といいますか、このころにはすでに背丈でぷーを追い越しておりましたので、
時にはぷーを圧倒するほど!
それでも、ぷーは常に仔犬たちを守ろう、かばおう、そういう態度で、
時折ジョイがじゃれついて突進でもしようものなら、
すごい勢いで走ってきてジョイを追い払ったりするほどの母親ぶりでありました。
そんな日々が続いたある日、
ひょんなことで我が家に新しい家族が増えることに。
ある保健所からランちゃんが来たのです。
「こんにちは!」
弱った老犬とはいえ、自分よりもずっとずっと大きなランちゃんに対して、
ぷーはいったいどう対応するのだろうか?
と、少し心配してみておりましたが、
ぷーはランちゃんにきつく当たることは全く無く、
それどころか、結構優しく接し、その姿はまるで寮母さんのようでもありました。
まあ、これはランちゃんのとても穏やかな性格もあってのことだろうと思いましたが、
その後、ランちゃん同様保健所や、様々なところから、
だいちゃん、もこ、チップ、ピーコ、以蔵、ムク、ポコ、
たちがやってきては、新しく我が家の家族になり、
たちまち我が家は大家族に!
ですがそのどの子たちに対しても、ぷーは偉そうな態度や意地悪をすることなく、
積極的にトイレの場所などを教えるなど、私たちに代わり面倒をよく見てくれておりました。
そう、まるで大家族の中のとても頼りになるお母さんの様に。
その影響でしょうか、ある時こういう(↓)騒ぎもあり、大いに驚かされたものです。
(「ぷーが!」)
実は我が家で、先ほどのように多くの保護犬を迎え入れることができたのも、
ぷーのこの様な態度があってのこと。
もしも、ぷーの性格が正反対のものであったとしたら、
ランちゃんをはじめ、ほかの子たちも我が家に迎えることができなかったわけで、
そのまま殺処分に送られたはず。
そう思うと、ぷーはあの子達の命の恩人でもあるわけだから、
「あんたらも、ぷーさんには感謝するんやで!」
と常日頃言い聞かせていたりしたのでした。
そんなわけで、我が家のわんこ達は、
この様にぷーさんを中心に、みな安穏と暮らせたわけです。
でも中にはそういうことお構いなしでぷーに意地悪する子も出てくるわけで、
そういう時は、娘犬のかりんが、
「あんた!お母ちゃんになにするん~!」
と、突撃することもままありました。
(でも息子犬のぽちは反対にぷーにきつかったりしたんですよね…)
ですから、たまにぷーさんだけを連れ出してお出かけしたりすると、
とてもとても嬉しそう二ニコニコ顔で笑ってくれました。
お利口なので、バラ園(13歳、14歳)などにはよく一緒に行きました。
さてさて、そんな感じで大犬家族を見守ってくれていたぷーですが、
やがて白内障を発症し次第に目が悪くなり、
それとともに性格の方も次第に変化していきました。
そう、なんだか急に甘えたさんになり、行動もやや幼く、
まるで、子犬に戻ったかのような、いわゆる「赤ちゃん返り」を始めたのです。
~続く~
バタバタと大忙しだった子育てもひと段落。
二匹の仔犬たちも、どんな場所にも一緒に出掛け、
楽しく遊ぶことができるようになっていました。
といいますか、このころにはすでに背丈でぷーを追い越しておりましたので、
時にはぷーを圧倒するほど!
それでも、ぷーは常に仔犬たちを守ろう、かばおう、そういう態度で、
時折ジョイがじゃれついて突進でもしようものなら、
すごい勢いで走ってきてジョイを追い払ったりするほどの母親ぶりでありました。
そんな日々が続いたある日、
ひょんなことで我が家に新しい家族が増えることに。
ある保健所からランちゃんが来たのです。
「こんにちは!」
弱った老犬とはいえ、自分よりもずっとずっと大きなランちゃんに対して、
ぷーはいったいどう対応するのだろうか?
と、少し心配してみておりましたが、
ぷーはランちゃんにきつく当たることは全く無く、
それどころか、結構優しく接し、その姿はまるで寮母さんのようでもありました。
まあ、これはランちゃんのとても穏やかな性格もあってのことだろうと思いましたが、
その後、ランちゃん同様保健所や、様々なところから、
だいちゃん、もこ、チップ、ピーコ、以蔵、ムク、ポコ、
たちがやってきては、新しく我が家の家族になり、
たちまち我が家は大家族に!
ですがそのどの子たちに対しても、ぷーは偉そうな態度や意地悪をすることなく、
積極的にトイレの場所などを教えるなど、私たちに代わり面倒をよく見てくれておりました。
そう、まるで大家族の中のとても頼りになるお母さんの様に。
その影響でしょうか、ある時こういう(↓)騒ぎもあり、大いに驚かされたものです。
(「ぷーが!」)
実は我が家で、先ほどのように多くの保護犬を迎え入れることができたのも、
ぷーのこの様な態度があってのこと。
もしも、ぷーの性格が正反対のものであったとしたら、
ランちゃんをはじめ、ほかの子たちも我が家に迎えることができなかったわけで、
そのまま殺処分に送られたはず。
そう思うと、ぷーはあの子達の命の恩人でもあるわけだから、
「あんたらも、ぷーさんには感謝するんやで!」
と常日頃言い聞かせていたりしたのでした。
そんなわけで、我が家のわんこ達は、
この様にぷーさんを中心に、みな安穏と暮らせたわけです。
でも中にはそういうことお構いなしでぷーに意地悪する子も出てくるわけで、
そういう時は、娘犬のかりんが、
「あんた!お母ちゃんになにするん~!」
と、突撃することもままありました。
(でも息子犬のぽちは反対にぷーにきつかったりしたんですよね…)
ですから、たまにぷーさんだけを連れ出してお出かけしたりすると、
とてもとても嬉しそう二ニコニコ顔で笑ってくれました。
お利口なので、バラ園(13歳、14歳)などにはよく一緒に行きました。
さてさて、そんな感じで大犬家族を見守ってくれていたぷーですが、
やがて白内障を発症し次第に目が悪くなり、
それとともに性格の方も次第に変化していきました。
そう、なんだか急に甘えたさんになり、行動もやや幼く、
まるで、子犬に戻ったかのような、いわゆる「赤ちゃん返り」を始めたのです。
~続く~