pippiのおもちゃ箱

舞台大好き、落語大好き、映画大好き、小説大好き、猫大好き!なpippiのつれづれ日記です。

ファントム@青山劇場1階XD列センター

2008-02-08 01:19:05 | 観劇/コンサート


大沢たかおさんの初ミュージカル、ファントム。ルカス・ペルマンさん、角川さん、阿部よしつぐさんもご出演ということで、とても楽しみにしていました。以下、かなりネタばれですのでご注意を。

 

アンドリュー・ロイド・ウェーバー版が大好きでCDも各種聴きまくり、汐留通いもしてあのオーヴァーチュアの旋律が身に浸み込んでいるせいか、このファントムは正直ごめんなさいでした。主役の大沢さん、クリスティーヌの徳永さんがなあ・・ファントムがその声を聴いて一度で魅了されたというエピソードに、あの声や姿では説得力がないし、カルロッタはソウル・ミュージックの方ですが、オペラのディーバには見えない・・・

ファントムとクリスティーヌの歌のレッスンシーンは、ちょっと引いてしまいました。アンサンブルには、ライオンキングのムファサをされていた田村雄一さんもいて、すっごく伸びのある歌声を聞かせてくれましたがそれも一瞬。よしつぐさんもちょこっと歌いますがほんのちょびっと、ルカス君は本物の貴族のように美しいのに、歌は本当に少ないし、歌い上げる曲じゃなかったなー・・

それに、まずフィリップ・シャンドンとクリスティーヌの間に「愛」が全く感じられないというか。二人がお似合いじゃないのも原因かなあ。。と、いうわけでワタシ的には残念なファントムでした。開演前にキャストが客席を巡回して小芝居してるので、これから行かれる方はゆとりを持って劇場に入ると楽しいです。個人的にはおまわりさん姿の角川さんがうろうろしているのが嬉しかったです。それから、仮面売りの人は阿部よしつぐさんだったようにも思うのですが、プログラムにもなく、最後までわかりませんでした。これからいらっしゃる方、わかったら教えてね。

センターでも上手寄りだったので、上手通路から登場のルカス君がすぐ脇に立ち止まりました。小顔で、瞳が本当に美しく、釘付けになってしまいました。それから、最後のほうでファントムがちょっとしたサプライズ・アクションをするのですが、それがある意味むちゃくちゃ至近に感じ、お得感がありました。たぶんこれが、シャンデリア落下のかわりなんだなあ。いろんなものがパラパラと頭の上に・・


ファントムやクリスティーヌが歌い上げる曲はたくさんありましたが、印象に残ったのはアンサンブル全員による曲Phantom Fugue でした。ジキル&ハイドの「事件!事件!」のようなすごい迫力。

大沢さんの演技では、クリスティーヌに素顔を見せた後の苦痛の叫びが良かったですね。ここの展開は四季版とは違い、クリスティーヌにますます感情移入できなくなりました。「愛しているから顔を見せて」と熱く迫りながら、見せてくれたらドン引きして逃げるなんて人としてどうなの。


まあ、一回でいいかな。大阪からルカス君を追っかけてきたらしい女性グループは、彼の日本語の上達っぷりについて、幕間に熱く語っておられました。私は、「彼女」が「キャーのジョー」に聞こえたのがウケましたが、ルカスくん、頑張ってるなーと思います。でも、オーストリアの人が日本に来てパリが舞台のミュージカルを日本語でやるって、やっぱりまだ違和感との戦いかもね。


最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ぷ~さん)
2008-02-08 23:25:16
はい、よしつぐさんは間違いなく、仮面売りです。
返信する
やっぱり! (pippi)
2008-02-09 20:29:46
ぷ~さん、ありがとうございました。仮面売りさんと通路ではちあわせし、「こっちのお面がなんとかかんとか・・・」と、小声でつぶやいていらしたのですが、まさかその時はよしつぐさんとはわからず、舞台で角川巡査とからんでるのを見て、もしやと思った次第です。

よしつぐさんとわかってたら、話しかければよかったな~・・角川巡査は客席となごやかにおしゃべりしてましたから。
返信する
長くなります (三月うさぎ)
2008-02-09 23:07:08
 ファントムは13日に観劇予定です。角川巡査とよしつぐ仮面売りを楽しみに行ってきます

 今日は、帰りの雪を気にしながらも、楽しみにしていたESCOLTAの1stTourに行ってきました。会場の紀尾井ホールは初めて。木の落ち着いた雰囲気と豪華なシャンデリアが暖かさと格調高い雰囲気を醸し出していました。
 ESCOLTAは、クラシックのテノール、バリトン、そしてミュージカル、ポピュラーと異なった分野の4人組。試聴版を聞いて興味を持ち購入したCDを初めて聞いた時は、テノール万里生君のロングトーンとマリウス育三郎君の情感豊かな声が目立ち、4人のバランスが悪いように感じられました。

 そして、今日、初めて生で聞くESCOLTA1幕スーツ姿の4人チョット緊張?振付が固いかな(いや、振付必要ない気もするんだけど曲は、ほとんどアルバムからのオリジナル曲です。CDでは、少し弱く感じたリーダー結城さんの声が、力強く耳に心地よい。テノール大地君、いいキャラだわ。そして2幕、シャツ姿(シースール?)の結城さんと万里生君、育三郎君と大地君は袖なしのピチTシャツ。二の腕全開です。トークもはさみリラックスした感じ。CDで感じたバランスの悪さが、力強い豊潤な印象へと変わっていました。 
 この日ピアノを弾いていた作曲家・音楽監督の五木田氏曰く「コーラスグループでは無く、ソリストが4人いるのがESUCOLTA,新しいタイプのボーカルユニット」なるほど、今日のライブで実感しました。

 今月24日「題名のない音楽会21」への出演、NHKへの出演も決まったとか、大みそかは・・・かな。終盤、涙ぐんだリーダー結城さんの姿に、今日がESCOLTAの初めてのツアー初日であることを実感、この時に立ち会えたことに感激し、つい長々と書きこんでしまいました。お許しくださいませ        
返信する
題名のない音楽会21 (pippi)
2008-02-10 15:27:22
必ずチェックしなくては。また贔屓がふえちゃうな・・・

ファントムもうすぐですね。角川巡査は2階席でも騒いでます、暴れてます。要チェック!
返信する

コメントを投稿