【出演者】松たか子、橋本さとし、寿ひずる、旺なつき、阿知波悟美、山崎直子、辛島小恵、小西遼生、福井貴一、壤晴彦 ほか
【脚本・作詞・演出】ジョン・ケアード 作曲・作詞:ポール・ゴードン
【原作】シャーロット・ブロンテ
2009年の初演舞台から3年。しばらく迷いながらも行けるチャンスができたので日生へ。3月のジキル&ハイド以来だなあ・・・
客席に入ると荒涼としたイングランドの荒野。照明の美しさにもう、お話に引き込まれていく感じです。それよりも美しかったのはやっぱり松さん。
悲惨な状況にあってもいつも前向きで、でもどこか脆い部分も抱えた心優しく強いジェーン・エアをまっすぐに演じていました。
「愛すること」「信じること」「許すこと」
キリスト教精神に強く支えられたこの物語。押しつぶされそうな逆境から再生する「人の強さ」が印象的な舞台でした。
たぶん、東日本大震災の前と後ではこの作品に触れた時、心に響くものが違っただろうなあ。。。と思いました。