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primăvară(プリマヴァラ・ルーマニア語)
中世ヨーロッパの風景が、今も色濃く残るルーマニア北端のマラムレシュ地方。
鬱蒼と茂る森林と、未だ舗装されず土埃の舞う田舎道、荷車を引く馬、積み木のような木造の教会や家屋。辺境の春の風景を淡く彩るのは、桜の花?
靄の架かった蒼い空と溶け合うように乱舞する白い花。遠目には、桜と見紛うような可憐なその花は、ルーマニアの有名な蒸留酒「ツィカ」の原料となるスモモの花である。
ヨーロッパの童話の世界からそのまま抜け出してきたかのような、小花模様のスカーフとAラインのミニスカート姿で教会に集う美しい女性たち。そして、正十字をてっぺんに掲げ、死者の生前の生業や死因をユーモラスなタッチで木板に描いた「陽気な墓」。春まだきの冴えない色の空の下、そこではカラフルな色の競演が繰り広げられている。一方、スモモの花の落ち着いた色合は、手つかずのマラムレシュの自然と優しくリンクする。
北国の春の訪れは遅く、そして陽の光は弱い。
しかし、ウクライナとの国境に程近い、この山間の地方にも、もうすぐ穏やかな春がやってくる。
木々と共に暮らす、童話の世界の住人たちの低い祈りの声に乗って。(m)
*写真はマラムレシュ地方サプンツァ村の教会敷地内にある「陽気な墓」。
日本へ向けられた世界中の祈りの声が、天へ届きますように。
でもこんなかわいいお墓と花~いいなぁ
ルーマニアの人は、日本の桜を見たら「すもも!」って、思うかしら?
ジャンバルジャン!さすが、「ミゼラブリスト」(なんて言葉は無い・笑)。
私もね、実は、ベルベルの人々の墓のように、サハラの砂に埋もれて石が墓碑銘代わりに立ててある、そんな素朴な墓が好き。
ところで、陽気な墓の絵は、どこかフリーダ・カーロ風だったよ。
で、実はね、ルーマニアにも桜はありました。
でも、この写真のはスモモです。
フリーダ・カーロ!ま~!
久しく芸術的お話してなかったから、生き生きしちゃった(笑)
あのデジャブと関係あるの?
私がサハラで見たのは、小さな石欠を土に突き刺してあるだけの墓。
誰の墓か、あれでわかるのかな~って。
良く見たら表面に、文字があったのかな…。
じゃ、今度はアートのお話しましょ。
あ、お題にも「アート」系、いかが?
この写真、なんだかクロアチアのナイーブアートの題材にしてほしい映像です。
可愛らしいお墓ですね。
ルーマニアってそんなに北だったかしらと思って地図を確認したら、ウクライナのキエフが意外と緯度が低くてびっくり。
改めて自分の地理の弱さを再確認しました(汗)
緯度のこと。
日本が、意外に南に位置するんですよね。
というより、ヨーロッパが意外に北?
ローマが実は札幌と同じくらいですよね。
ちなみにテヘランが東京とほぼ同じ緯度なので、こちらも意外に映るのではないでしょうか?実は、テヘランのほうが東京より寒いですけれど。
被災地支援で素敵なアート写真を読者からも受け付けます。
メッセージもあった方がもちろんいいですが、写真のみでもOKです。