रिक्थदाय (リクタダヤ)
「これが、世界の憧れの宮殿、タージ・マハルだよ」
そんな風に案内されたタージ・マハル。お気づきだろうか、これは、タージ・マハルを背中から写したもの。
私は、遠路はるばる、インドはアーグラー、タージ・マハルのお膝元までやってきて、不覚にも倒れてしまった。翌日の観光には参加できず、やっと元気になったこの日は閉館日。つまり、アーグラーまで来て、タージ・マハルに入館することができなかったのである。それで、川岸の写真スポットに案内された、というわけ。
「これで50%は見たね。今度こそ100%見るために、また戻っておいで」
インド人ガイドは、笑顔でそう言った。そうだね、また、機会があったら…でも、私はもう十分、ここで学ぶべきことは学んだ気がするよ。だって、私はあなたたち、インド人に会えたから。
旅先で病に倒れた私を、ホテルの従業員は、出来る限りのことをしてくれた。せっせと運ばれてくる無料の食事。「早く良くなってね!」という従業員たちのサイン入りのメッセージ・カード。チェックアウトする時の「もう大丈夫なのか?」という声かけ。帰国してしばらく経つと、旅行会社から電話が。なんと、そのホテルに(申し訳ないが)捨てて行ったはずの靴や洋服が、「忘れ物」ということで日本に届けられたそうである。
世界の憧れの宮殿には入れなかったかもしれないけれど…私には、古の巨大な建造物よりも、現代に生きるインド人の優しさの方が、身に沁みて嬉しかった。
きっとこれからも、タージ・マハルを目にするたびに、同じ時を生きる彼らインド人を思い出すことだろう。これ以上、何を学べるというのだろう?ありがとう、タージ・マハル![y]
水路に写る左右対称のタージに負けず、川岸からのタージも素敵です。反対から見ても形は同じですし、悠久の流れを前にしたこの建築物の風情はまた格別ですね。
インド人の株が急上昇。(いやなイメージはないですが)
タージマハルは私にとって何か、夢の世界です。
ええ、本当に辛かったですが、ユニークで濃い体験ができて良かったと思ってます(笑)
川岸からのタージ、遠くではありましたが、もう十分堪能した気分でした。この場所、インド人もたくさん来ていました。本当に、最後に目にできて良かったなーと思いました☆
両極端なんですよね~…色んな意味で、奥が深いです、インドって。
で、結局私にとってもタージは夢の世界のままであります(笑)