地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

遺跡(ヒンディ語)

2012-04-14 22:52:28 | つれづれ帳

रिक्थदाय (リクタダヤ)

「これが、世界の憧れの宮殿、タージ・マハルだよ」

そんな風に案内されたタージ・マハル。お気づきだろうか、これは、タージ・マハルを背中から写したもの。

私は、遠路はるばる、インドはアーグラー、タージ・マハルのお膝元までやってきて、不覚にも倒れてしまった。翌日の観光には参加できず、やっと元気になったこの日は閉館日。つまり、アーグラーまで来て、タージ・マハルに入館することができなかったのである。それで、川岸の写真スポットに案内された、というわけ。

「これで50%は見たね。今度こそ100%見るために、また戻っておいで」

インド人ガイドは、笑顔でそう言った。そうだね、また、機会があったら…でも、私はもう十分、ここで学ぶべきことは学んだ気がするよ。だって、私はあなたたち、インド人に会えたから。

旅先で病に倒れた私を、ホテルの従業員は、出来る限りのことをしてくれた。せっせと運ばれてくる無料の食事。「早く良くなってね!」という従業員たちのサイン入りのメッセージ・カード。チェックアウトする時の「もう大丈夫なのか?」という声かけ。帰国してしばらく経つと、旅行会社から電話が。なんと、そのホテルに(申し訳ないが)捨てて行ったはずの靴や洋服が、「忘れ物」ということで日本に届けられたそうである。

世界の憧れの宮殿には入れなかったかもしれないけれど…私には、古の巨大な建造物よりも、現代に生きるインド人の優しさの方が、身に沁みて嬉しかった。

きっとこれからも、タージ・マハルを目にするたびに、同じ時を生きる彼らインド人を思い出すことだろう。これ以上、何を学べるというのだろう?ありがとう、タージ・マハル![y]

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4 コメント

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Unknown (miriyun)
2012-04-16 21:44:24
はじめまして、アグラで倒れるとは災難でしたね。でも良いホテルとインド人の心に触れることができてよいおもいでになってよかったです。
 水路に写る左右対称のタージに負けず、川岸からのタージも素敵です。反対から見ても形は同じですし、悠久の流れを前にしたこの建築物の風情はまた格別ですね。
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忘れ物! (hekmat)
2012-04-17 23:13:24
わはは、私もゴミ箱から拾われた経験は何度もありますが、さすがに日本まではありません。
インド人の株が急上昇。(いやなイメージはないですが)
タージマハルは私にとって何か、夢の世界です。
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miriyunさま (yuu)
2012-04-19 23:40:30
初めまして♪コメントありがとうございます^^
ええ、本当に辛かったですが、ユニークで濃い体験ができて良かったと思ってます(笑)
川岸からのタージ、遠くではありましたが、もう十分堪能した気分でした。この場所、インド人もたくさん来ていました。本当に、最後に目にできて良かったなーと思いました☆

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hekmatさま (yuu)
2012-04-19 23:50:15
ええ、もう本当に、びっくりしました。旅行会社の方も同様でした(笑)
両極端なんですよね~…色んな意味で、奥が深いです、インドって。
で、結局私にとってもタージは夢の世界のままであります(笑)
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