Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

障害物のすぐ先を左折したい場合

2007-03-11 21:33:25 | Weblog
左折したい交差点の直前に駐車車両が有ったりすることは
珍しくありません。

当然その障害物は避けることになりますので、
右ウインカーを出して右側の安全確認をします。
はみ出したら、
ラインをまたいだ状態(または完全に右車線に移動した状態)で
車体を前に(ラインと平行に)向けて、ハンドルをまっすぐにします。
ここまでは以前にも書いた通常の障害物通過と同じです。

しかし、今回は、障害物の先ですぐに左折したいわけですから、
少し事情が違います。

この場合のコツは、
自車と障害物とが並んだ所(戻る直前)で
スピードを殺す、ということです。
徐行で、左にウインカーを出し、
左側および障害物の陰の安全が確認できたら、
少しアクセルを入れつつ左に寄せます。

この時も、遠くを見て行きます(「前見て加速!」)が、
短い距離で元の車線、しかも左に寄せるのですから、
通常よりも多めにハンドルを切ってください。
そして、左に寄せて車体をまっすぐに向けてから
(左に切ったハンドルを一瞬右へ切る理屈ですな。)
左折することになります。

なお、このやり方は、
障害物より前に自車が寄せられる余地が有る想定での話ですが、
交差点から5m以内(本当は駐停車禁止のはず)に障害物が有るような場合は、
はみ出した状態から直角に左折するのが安全です。

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路上試験の走行コース

2007-03-09 13:22:19 | Weblog
本免(普通免許のことです。「仮免」との比較でこう呼びます。)の試験では、
「路上試験」として「指示経路」と「自主経路」が、
「所内試験」として「方向変換(いわゆる車庫入れ)」か「縦列駐車」が、
それぞれ出題されます。

そのうち路上試験については、東京の鮫洲試験場のように、
試験コースを公表している所も有ります。
それを知っている人は、当然そのコースを練習して試験に臨むのでしょうが、
ともすると陥りがちな落とし穴が有りますので、注意が必要です。

それは「走るコースを覚えよう」としてしまうことです。
指示経路は試験官が道案内してくれるので言うまでも有りませんが、
自主経路も右折・左折1回ずつぐらいで目的地に着きますので、
これも覚える必要が無いのです。
それに、試験中でも安全な場所に停車して地図を見ることができますし、
走行経路を間違えたとしても、経路違い自体は減点になりません。
さらには、試験コースが予告なく変更されることも、珍しくありません。

むしろ、法規通りに走行すること・歩行者や他車への臨機の対処を
念頭に置いて路上練習すべきです。
他の教習所様を批判するようで恐縮なのですが、
「路上教習の目的は地図を覚えることではない!」
と、声を大にして言いたいと思います。

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合格おめでとうございます!

2007-03-07 12:00:13 | Weblog
7M031K様
本免技能試験合格のご報告ありがとうございました。

日程の関係で教習回数が少なかったため、少し心配していたのですが、
(案の定、練習しなかったコースが出題されたとのことですが、)
でも、無事合格できて良かったです。

取得時講習についても、
春休み時期なのに3月中に受講できるというのは
これもラッキーでした。

今度の免許は是非大事にしてください。
おめでとうございました!

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ブレーキングについて(技術アドバイス)

2007-03-06 19:43:39 | Weblog
ブレーキングについて

1.カーブ手前での減速
(1)「カーブを安全に曲がれるスピード」(当然カーブの大きさによって変わってきます)まで落としてください。(3)の手順に間に合うタイミングで。
(2)減速が完了したら、そのスピードに最適なギアを選択してください。ギアチェンジ(シフトダウン)が必要な場合と不要な場合が当然あります。
(3)ブレーキ・クラッチは、カーブに入る直前5メートルくらい手前までに終わらせておきます。(カーブ入り口では、どのペダルも踏んでいないか、速度を維持する程度のアクセルが理想です。)
(4)カーブでは入り口から出口に向けて加速してください。(と教本には書いてあったりしますが)でも、カーブの入り口から加速を始めてしまうとハンドルが回しにくくなりますので、加速はカーブの後半からで良いでしょう。具体的には「カーブの出口が見通せたところからアクセルオン」がコツです。(当ブログのタイトル「前見て加速!」です。)
(5)加速するとハンドルが自然に戻ろうとしていくので、それに軽く手を添えてあげるようにするのがスマートです。
※右左折時も動作としては同じになります。ただ、曲がるスピードとハンドルを切る量が違います。

2.停止(平地で通常走行している場合)
(1)まず、ブレーキを踏んでください。この時にクラッチを踏まないので、(走行していたギアで)エンジンブレーキを効かせていることになります。
(2)エンジンが苦しそうなくらいのスピードまで落としたら、クラッチを踏みます。
(3)車が完全に停止する寸前にブレーキから足を離し、完全に止まったらもう一度踏んで停止を確認します。
※下り坂・雪道・渋滞中など道路状況によって運転に臨機応変さが必要になります。ご注意ください。

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白ナンバーのダンプに「販」や「建」の文字

2007-03-04 12:39:11 | Weblog
 荷台の後ろ側に「販」とか「建」などと大きく書いてあるダンプカーを見かけることが有ると思います。それらは「白ナンバー」のはずです。
 そもそも運送業は運送事業免許が必要で、免許を受けた会社のトラックは「緑ナンバー」で走っています。運送事業免許が有れば、運送料をいただいて商売にすることができます。

 でも“1台いくら”という運送料をいただかずに運搬するのなら、「白ナンバー」でも問題ありません。その場合は大きく「販」とか「建」とか書いたあとに雇い主の名前を表示することになっています。
 白ナンバーの「販」のダンプの持ち主は「販売店」で、「販売するために土砂等を運んでいる」という意味です。だから運送料は発生しません。
 「建」のダンプは「建材店」で、「建材としての土砂を現場に運んでいる」という意味です。ここにも運送料は発生しません。

 まあ、客には他の経費に上乗せするのでしょうけど、“運送料”として請求しなければ問題ありません。
 そんなことよりも、ダンプには(と言うよりダンプの持ち主には)、積載オーバーとか違法軽油とかの問題を解決するように意識してほしいと思います。

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免許の条件

2007-03-03 00:37:04 | Weblog
免許の条件にはいろいろ有りますね。

最も一般的なのは「眼鏡等」でしょうか。
もちろんコンタクトレンズなどメガネ以外でも視力を矯正できるものであれば可という意味ですね。

運転できる車種を限定するものとしては、
・普通自動車の「AT車限定」、「360限定」、「三輪限定」
・普通自動二輪車の「小型限定」、「AT限定」
・大型自動車の「マイクロバス限定」
・大型特殊自動車の「装軌限定」、「農耕車限定」

また、平成19年6月には「中型自動車免許」が新設され、
それ以前から普通自動車免許を所持している人は、
「車両総重量8トン未満・最大積載量5トン未満・乗車定員11人未満に限る」
という限定付きの「中型自動車免許」になります。

それから、身体障害者に関しては、
・「眼鏡等」、「補聴器等」
・「装具着用」、「身障者用車両限定」
などというのもあります。

今日は、ちょっとした雑学の時間でした。

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曲がりきれない時の切り返し

2007-03-01 23:48:00 | Weblog
狭い道(教習課題では「クランク型コース」や「S字型コース」)を
曲がる時は、気持ち大回りをします。

言うまでも無く“内輪差”というものが有って、後輪は前輪より内側を通るからです。
「内輪差で通れない」なんてのはドライバーとして2番目(!)に恥ずかしいことです。
1番恥ずかしいことは、“ガス欠”。
車はガソリンで走るのに、その燃料を切らすなんて、車を操縦する資格が有りません。
“内輪差”は、“ガス欠”の次に恥ずかしいことだと思ってください。

そして、内輪差をかばって大回りをした結果、曲がりきれない時は
“切り返し”をしましょう。
ぶつかりそうになったら、ハンドルをまっすぐに戻してバックします。
この時にハンドルを反対側に回してバックしても良いのですが、
そうすると今度は“外輪差”が出来てしまうので、
慣れないうちはハンドルまっすぐでバックするのをお奨めします。

ちなみに、仮免技能試験では、1狭路の中で1回の切り返しは減点されません。
2回目の切り返しから減点されていきます。
それでも、減点されたとしても「ぶつけたら終わり」なのですから
危ない時には遠慮なく切り返しをしてください。
実際に免許を取って路上を走る際に、
「無理してぶつける」のと「切り返しをして通過する」のと、
どちらを選ぶかと考えれば答えは簡単に出ますね。

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