ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

干上がった溜め池②

2012年09月30日 | 生き物 自然

 

台風が近付いてきている雰囲気は、このやや生暖かい空気で感じる。午後に直撃しそうだが、今日は本当に雨は降りそうだ。というのも、以前干上がった溜め池について、一雨で何とか水が溜まり溜め池状態を回復したと書いたが、昨日見に行くと再び干上がっていたのだ。小さな穴がいくつかあり、それは鹿が歩いた足跡である。つまり普通に歩けるような状態になってしまっているのだ。鹿が歩くと言うと、ちょっと山の中かと思われるが、全くそんなことはなく、諏訪大社の隣である。確かに後ろには山が控えているが、周辺は普通の住宅地である。まあ、そのくらい今は鹿が増えているということである。このまま行けば、奈良公園或いは厳島神社の鹿状態になるのもそう遠くはないかもしれない。鹿というのは神の使いか?

鹿の話ではなかった、溜め池だ。どうやら今年の少雨で、水の供給源である湧き水が涸れ気味のようなのだ。元々少なめではあるが、完全に池の水が涸れるというのはそうないのではないか。前回、ヤゴも回復して一安心だったが、再びこの状態はまずい。干上がった底の表面を見ると、泥にまみれたヤゴが数頭確認できた。動かないので生きてるかどうかも分からない。レスキュー隊としては放っておけない。姿を発見できた3頭をビンの中に入れる。触るとやや反応するのもいた。死んではいないようである。ビンの中も水はないので、すぐさま大社の手水舎にいき水を補給。矢張りヤゴ、伊達に水生昆虫ではなかった、水が入ると一気に動きが活発となった。こうしてタカネトンボ(多分)のヤゴ3頭は、安全なビオトープに無事引越しすることとなったのであった。

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