ピカビア通信

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自家焙煎コーヒー

2012年09月15日 | 食べ物

 

最近、二箇所の自家焙煎コーヒーを売りにしている店でコーヒー豆を買った。それまでの通販で買う安いコーヒーは、量が多く、始めはそこそこ香りもあり普通に飲めるのだが、最後の方となると単なる色つき飲み物と化してしまい、やはり美味くはないので、少々高くても自家焙煎コーヒーを少量買いしようと思ったのだ。何故か、自家焙煎を売りにする店が最近増えているのだ。しかし、この点に関してはかなり不思議で、どう考えてもコーヒーの豆に拘る人間が増えているようには思えない。

で、二箇所の店で買ったそれぞれの豆だが、最初の店のは産地限定の豆で、二番目の店はブレンドだ。唯このブレンドも、銘柄は限定で店独自のブレンドである。全てフレンチロースト。勿論豆のままで自分で挽いて直ぐ淹れる。結論から言えば、銘柄の違いなど全く分からない。特にフレンチローストなどの深焙煎は、余程ひどい豆でない限りそれなりに飲めるのではないだろうか。結局、日頃から感じていることを追認する結果となった。唯、店の違いで香りの違いはあった。最初の店は焙煎日の表示があり鮮度にはかなり気を使ってるようで、次の店は、豆の保存に気を使っていて、店でも豆は冷蔵ケースに入れてあったが、香りが良かったのは最初の店の方。これは、単に焙煎してからの日数によるものだろう。後の味については、苦味中心なので、微妙な味は分からないというかどっちでもいい。較べれば、酸味など当然違うのだろうが、鑑定士ではないのでそこ問わない。

どちらの店のものも焙煎にむらがなく通販のものより香りがいいのは間違いないが、香りはコーヒーの八割方を決定するので(個人的な基準で)結局買うとしたら最初の店のものということになる。売る側は、差別化するために、豆の産地による味の微妙な差や作ってる畑を喧伝するが、そんな豆の個性よりは、焙煎による鮮度が一番重要である、が最終的な結論だ。

 

 

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