ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

バッハの時代

2009年03月31日 | Weblog


FMからバッハの「マタイ受難曲」が聴こえる。
他の声楽曲の、例えば「ミサ曲ロ短調」などは持って
いるが、何故か代表的なこの「マタイ受難曲」は無い。
こういうシチュエーションだと、やはり「マタイ受難
曲」くらいは持ってないとね、ということになる。
当然の流れでアマゾンなのだが、同じようなケースで
すでに他のものを頼んだばかりだし、ここが思案橋。
次回に回すか。

この前ゲロゲロ少年Yから借りたストローブ=ユイレ
の「アンナ.マグダレーナ.バッハの年代記」という
映画は、そのバッハそのものを描いた作品だ。
バッハの後妻のアンナの独白による年代記なのだが、
殆どバッハの演奏している姿しかないという、なんと
もストローブ=ユイレらしい作品だ。
バッハ役のレオンハルトがハープシコードを弾く後姿
を(斜め後ろ)映しているだけなのだが、映画の冒頭
の「ブランデンブルグ協奏曲」で、ソロから始まって
他の演奏が加わる瞬間の映画的強度は、何とも言えな
いほど魅力的だ。
なんてこと無い場面が、いやに輝くのがストローブ=
ユイレである。

ということで、このところ私的空間でバッハ関連がよ
く目に付く。
時代はバッハか、とゲロゲロ少年だったら言うところ
である。
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