『みちしるべ』 by 阪神間道路問題ネットワーク

1999年9月創刊。≪阪神道路問題ネット≫交流誌のブログ版。『目次』のカテゴリーからの検索が便利。お知らせなども掲載。

≪E-mail news≫「高尾山の自然をまもる市民の会」からの署名要請

2013年12月31日 | E-mail news より

「高尾山の自然をまもる市民の会」から署名の要請です

 以下、署名文を紹介します。よかったら署名用紙をE-mailにてご請求ください。そして署名用紙の宛先まで郵送してあげてください。よろしくお願いします。

署名用紙申込先 piano_tuner_fujii★maia.eonet.ne.jp
             ★印を@マークに変換してください
             ファイル形式はMS社のWordかAD社のPDFになります

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緑地保全と自然保護の精神に立った公正な判決を求める要請書

  ミシュラン三ツ星・高尾山の前山(さきやま)である金比羅山は高尾山と並んで地元住民にとって最も身近な山です。山頂の金刀比羅神社は地元の神社として大勢の人びとが参詣し、その境内は地元住民のコミュニティの場として利用されてきました。

 金刀比羅神社は江戸時代から現在の場所に建っていますが、1985年には、神社の敷地の当時の持ち主であった学校法人矢野学園が金比羅山の山頂を30メートル削って学校の造成をしようと東京都に開発許可を申請。1990年9月に都は条件つきながら開発許可をしたものの、自然破壊を許さないという住民の運動によって、矢野学園は1993年5月に造成計画を断念した経過があります。

 矢野学園が金比羅山の開発を断念した背景には、金比羅山の頂上にある金刀比羅神社の敷地利用権が存在していること、金刀比羅神社の存在と金比羅山の緑地が一体の自然環境として地元住民から支持を受けてきたからです。

 こののち、住民の請願を受け、八王子市は、2006年2月20日に、金刀比羅神社を中心とする金比羅山を「市街地内丘陵地のみどりの保全に関する条例」に基づく斜面緑地保全区域に指定。矢野学園所有地である金比羅山も市の買収確保地になりました。

 ところが、2013年2月26日、矢野学園はその所有地を三和土木株式会社に売却し、この会社が開発を名目に金刀比羅神社の立ち退きなどを求め裁判を起こしました(東京地方裁判所立川支部民事3部平成25年(ワ)第1220号。)。

 金刀比羅神社が土地を利用する権原をもっていることは、同神社が長年同地に存在し、祭祀などの活動を行い、長年にわたり神社の敷地及び通路の土地所有者もこの利用を認めて来たこと、同神社が地元の住民に親しまれてきたことに示されています。また、前主のもとでは緑地保全区域とされていたものが、土地の持ち主が変わるだけで覆されるというのでは、緑地や自然の保護はできません。

 裁判所が、緑地保全や自然保護の住民の願いを理解され、金刀比羅神社が土地を利用する権原を持っていることを認める公正な判決を言い渡されることを求めます。

東京地方裁判所立川支部民事第3部 殿

高尾・浅川の自然を守る会
浅川地下壕の保存をすすめる会

署名の連絡先
〒193-0841 八王子市裏高尾町1343-1
高尾山の自然をまもる市民の会
Tel&Fax 042(662)8115
Eメール cap-mt.takao★nifty.com(★印を@に替えてください)

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