小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

納税制度

2005年05月24日 | コラム
サラリーマンは一般的に給与から天引き(源泉徴収制度)で所得税・地方税の納税を行います。
そして年末調整(家族異動や保険控除などの手続き)手続きを会社を通じて提出し納税額が確定します。この間、全く税務署との接点はありません。
私も20数年間、この方法で納税してきました。ところが、議員になってからは確定申告をする必要が生じましたので、最近では国税庁のHPから確定申告書を作成します。昨年のデータも保存されているので手続きそのものはそう複雑ではなく、あっけないくらいの手間で作成できます。ただ、確定申告をすると自分の1年間の納税額や社会保障費などを再確認することになります。これだけの額を納税しているのかと実感できます。既に段階的な廃止が決まっている所得税の定率減税の恩恵額にも関心が向きます。

年末調整だけで手続き済ませていた頃は、自分の納税額などにはほとんど関心がありませんでした。
政治は、極論すれば集める税金の額と使い道を決めることですから、納税額に関心が無いということは、とりもなおさず使い道にも関心がないということです。つまり政治そのものに関心がないということになるのです。
「今の源泉徴収制度を廃止して、全ての納税者が確定申告をする制度に切り替えるべき」との議論がありますが、本当にその通りだと思います。
もっと税金の使いみちに関心を持ってほしいものです。