小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

プロ意識

2005年05月01日 | 私の考え
尼崎のJR脱線事故は死者107名、負傷者460人の大惨事となりました。亡くなられた方々のご冥福と、負傷された方々の回復をお祈り申し上げます。

脱線事故から1週間が経過し、徐々に事故の様子が分かってきました。
・快速電車は軽量化された207系と呼ばれる車体で死者の大半は圧死だったこと。
・直前の停車駅である伊丹駅でオーバーランし、ダイヤに90秒の遅れが発生していたこと。
・ダイヤの遅れを取り返すためにオーバースピードで電車を走らせ、遅れを取り戻すことが常態化していたこと。
・事故を起こした電車の運転士は過去に3回のオーバーランを起こしており、今回起こしたオーバーランをプレッシャーに感じていたと想像されること。
・JRではオーバーランした運転士に厳しい対応をしていたこと。
・私鉄との競争からスピードアップと過密なダイヤ編成を進めていたこと。 …などです。

私は、電車の運転士が僅か90秒程度のダイヤの遅れで、その後の会社の対応にプレッシャーを感じながら電車を運行していたとすれば問題だと思います。電車の運転士という職業は、多くの乗客の命を預かるプロ意識の高い職業であるべきではと思うのです。
堂々と90秒遅れで、その後も通常運行を続けることができる環境が大切です。運転士の判断に会社があれこれと口を差し挟むべきではないと思います。
なぜ、90秒の遅れをスピードアップまでして取り返す必要があるのか理解に苦しみます。少しくらい遅れようが、接続が上手くできなかろうが、そんなもの構わないと思える環境が大切だと思います。

【メーデー】
今日はメーデーです。午前中、小浜市台場浜公園で行われたメーデーに来賓として出席しました。