小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

議員としてのスタンス

2005年05月07日 | コラム
昨日、ある方から電話を頂きました。私の「議会REPORT」を読んで、わざわざ電話をかけてくださったのです。以前から私の「議会REPORT」を毎号興味深く読んでいただいており、私の議会活動の取り組み姿勢を評価していただき、一度じっくりと町政のことを聞かせて欲しいという内容でした。今まで会話を交わしたことがない方でしたので、私に電話をすることには躊躇もあったと思います。本当にありがとうございました。
また、昨日の日記でも少し紹介しましたが、ある町民の方からは町政に対する真摯なご提言を投書で頂戴しております。高浜町の将来を真剣に考えての提言であり、心から感謝するとともに必ず議会活動に生かしてまいります。

さて、その電話でも少し話題になりましたが、世間では私に反町長派議員というレッテルが貼られているということでした。(電話の方は私のスタンスを正確に理解していただいておりました。)
私自身はどんなレッテルを貼られていようが気にしませんが、少し勘違いされている方が意外に多いことを改めて感じましたので、私の基本的な考え方について少し触れておきます。

私たち議員の議会における主な仕事は、町長が提案してきた議案を審議することです。
私は今まで議案審議において、議案に対して意義があれば意義を唱えてきましたし、もし修正が必要なら修正しますし(但し、まだ修正したことはありません)、必要があれば付帯決議を付し、反対なら反対します。もちろん議案に賛成なら賛成します。(今までほとんどの議案に賛成して来ました。)
町長が提案する議案は全てが完璧で、全く意義を差し挟む余地がないということであれば別ですが、神様でもない限りそんなことはあり得ません。
従って、議会が正常に機能しておれば議論する過程で、時には修正なり否決なりという方向が出てくることは至極当然のことであります。
議案審議で、もしも議案の否決・修正・付帯決議などが一度も無いというのであれば、そんな議会は私に言わせれば議会の存在意義を疑います。
また、議案に対する批判的な意見が出ると途端に目くじらを立てる議員が居ると聞きますが(高浜町議会のことではありません。)、全く批判的な意見が出ない議会というものが、いったいどんな議会なのかをよく考えて欲しいものです。

そもそも、二元代表制の地方議会においては、町長の与党も野党もありません。
従って、私は反町長でもなければ親町長でもありません。町民の代表として議員としての責任を果たしたいだけであり、このことは例え誰が町長の職にあっても変わるものではありません。