粟鹿神社から南へ来た道を戻って生野銀山跡。
ここも長らく行きたかった史跡。
訪ねてみたら壮大なテーマパークだった。
生野銀山は807年に銀が発見されたという。
天文11年(1542)に但馬守護山名祐豊が採掘を開始、永禄年間に日本最大となる鉱脈が見つかった。
「銀の出ること土砂のごとし」というから打ち出の小槌があるようなもの。
銀山の先輩格石見から商人がやってきて製法など伝授したという。
京を制した信長は中国侵攻の過程で生野銀山を得、秀吉部隊が竹田城に入って管理下に置いた。
後は天下人の打ち出の小槌となってその覇業を支えた。
明治になって三菱に払い下げられて昭和48年まで採掘を続けた後閉山した。
翌年に史跡観光施設として開業、平成23年に生野鉱物館を併設、現在に到る。
一帯は採掘の様子など人形を使って再現され、灰吹法も細かく紹介されている。
坑道の様子もまた然り、露天掘り跡もまた見応えがある。
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