扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

岡山〜若狭周遊 #13 生野銀山

2014年09月17日 | 街道・史跡

粟鹿神社から南へ来た道を戻って生野銀山跡。

ここも長らく行きたかった史跡。

訪ねてみたら壮大なテーマパークだった。

生野銀山は807年に銀が発見されたという。

天文11年(1542)に但馬守護山名祐豊が採掘を開始、永禄年間に日本最大となる鉱脈が見つかった。

「銀の出ること土砂のごとし」というから打ち出の小槌があるようなもの。

銀山の先輩格石見から商人がやってきて製法など伝授したという。

京を制した信長は中国侵攻の過程で生野銀山を得、秀吉部隊が竹田城に入って管理下に置いた。

後は天下人の打ち出の小槌となってその覇業を支えた。

明治になって三菱に払い下げられて昭和48年まで採掘を続けた後閉山した。

翌年に史跡観光施設として開業、平成23年に生野鉱物館を併設、現在に到る。

一帯は採掘の様子など人形を使って再現され、灰吹法も細かく紹介されている。

坑道の様子もまた然り、露天掘り跡もまた見応えがある。

 

 

 


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