扶桑往来記

神社仏閣、城跡などの訪問記

武蔵府中熊野神社古墳

2019年06月04日 | 街道・史跡

会社の用事で府中の年金事務所に行く用事があった。

それで以前から気になっていた古墳を見に行くことにした。

運動のため歩いて行った。

 

府中はその名の通り武蔵国の国府があったところである。

国分寺もその名のように国分寺市にある。

東京にいると都市空間が人間と建物が濃密なためつい古代の風景を忘れてしまいがちである。

それでも武蔵野はまだましな方で外出した折など高台の続く光景が古代から人間がいかにも好みそうにみえる。

 

めざす古墳が住宅地に埋もれているのは知っていたので家家の間からみえてきたときも驚きはなかった。

 

「小さいなあ」というのが第一印象。

この古墳は形状として珍しい。

三段になっていて初段と二段が正方形、三段目が円墳である。

残念ながら古墳付近には立ち入りできない。

その代わり資料館が併設されていて石室も復元されている。


近年まで「そんなものがある」程度の認識だったようで石室にも入り放題だったらしい。

近藤勇や土方歳三やらが子供の頃、肝試しに来たこともあったかもしれない。

 

多摩川のほとりと国分寺崖線の間は我が里、深大寺などもあって風情としていい。

奇縁で住民となった身にとって大きな慰めである。

 


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