中国「超限戦」の主力兵器
今後の展開、よく見極める必要あるのだろうが、こっちに比べ1歩も2歩も強かな相手国、多分敵わないかな。
中国も2060年CO₂をゼロにすると宣言、これの利点。
1. CO₂に関する協力が取引材料となる
今問題となっている人権や領土等の深刻な問題への国際社会の関与を減じる。かってオバマ大統領が陥った罠でもある。
2. 自由諸国の経済の衰え
中国の参加により、自由諸国は引っ込みがつかなくなり、経済の衰退を招く。
国際環境NGOが力を振るい、この機関、資本主義が嫌いで自由主義国には強力な圧力をかけるが、中国政府礼賛し、中国企業は標的にしない。
結果、衰弱した日本は中国の経済的圧力に屈し易くなり、言論抑圧領土も脅かされる。
3. 温暖化議題での米国内の分断
米国では温暖化は党派問題、民主党は急進的政策、共和党は反対、トランプだけではない。
中国でのCO₂ゼロのポジション取りは、国際的な圧力をそらすのみでなく、自由諸国を弱体化させ、分断を深める。
世論を活用し、戦略的有利にたつ「超限戦」における温暖化は主力兵器になった。
加えて、太陽光発電、風力発電、電気自動車はいずれも、中国が世界最大級の産業を有している。
自由諸国が巨額の投資をすることで、中国は大いに潤い、自由諸国のサプライチェーンはますます中国中毒が高まる。
さらに、諸国の電力網に中国製品が多く接続されることはサイバー攻撃の機会ともなる。
杞憂と云うより、明日の現実?