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古本(その4)

2020-04-28 14:46:36 | 歴史

第三章  亀井南冥の活躍

さーいよいよ本格的に登場、亀井南冥。

どんな立場の人間かは、前章で一部名前が出ています。

他文献ではどーだったか、あの研究史でチェックしてみましょう。

研究史での亀井南冥、その評価として金印出土に関する説や金印の刻法、紐形、文字に関する説等、金印を真物として扱い、

その見識に関し称賛しているものの、金印の1鑑定者以外の説明はありません。いわゆる「one of  them 」で、特別な存在ではないみたい。

ここでの扱い、こんな調子です。

この本での第三章、どんな様子で記述されているか?

先ずは亀井南冥の人物像を述べています。

彼は町医者の子として生まれ、研鑚を積んで町医者から福岡藩の儒医兼帯として藩主侍講を命じられるまで出世する。

その時期に、藩内に2校の学問所がほぼ同時に開校、

西の甘棠館、その館長は亀井南冥、東の修猷館、その館長は武田定良。

武田定良は、福岡藩に代々仕える儒学者、一方の亀井南冥、所謂町人上がり、対抗意識持たない筈がない。

そのため、開所日も同じ2月とはいえ、修猷館より僅かでも早い日に開校した様です。

丁度その頃、金印が発見されます。当然、それの解説のため資料を作成、藩主へのアピールにしたか、嫌でも目に浮かびます。

実際、真っ先に前章で書いた2通の鑑定書、その鑑定書の裏付け資料として「金印弁」なる論文を作成しています。

この論文、400字詰め原稿用紙で15枚程の分量、如何に注力したか分かります。

この「金印弁」での最後の文章はこんな一文です。

「且は我筑州興学の初年に限り顕れぬれば、文明の祥端とも云うべきにや」と。

これを南冥、一番云いたかったのでは!! と。

そー余りに出来過ぎ、やり過ぎ感が?

それに反発する形での修猷館側の「金印議」、これらの論文の温度差、やっぱり何か?が感じられます。

さらに金印保存への南冥の動き、福岡藩内での動きに留まらず、

藩の外、京都、大阪、江戸の学者へもすばやい情報活動を展開しています。

これらの一連の動き、既に計画していた観も と考えられる程の流れです。

多分にこの企画、亀井南冥がプロデュースって感じ?

 

第四章  金印の解読 鈕と印文

ここでは、金印の紐形への疑問が述べられています。

紐形に関し、鑑定者が蛇紐と螭紐に分かれている様で、その理由を各種述べている。

各鑑定者の決定根拠に、いろいろ問題が挙げられ、その理由を推察している。

また、この時代、多くの学者が金印論を述べ、如何にこの発見が当時の文化人に興味を抱かせた出来事であったかを、示している。

また、戦前、戦後の2度にわたって国宝指定がされていますが、戦後の指定時に彫り方の問題か、国宝指定に時間を要した経緯が述べられている。

所謂「薬研彫り」と「箱彫り」の問題が、国宝指定に際し真贋議論としてなされた感があるが、詳細は不明です。

とはいえ、昭和29年晴れて新国宝に再指定されている。

 

実際は、すんなり、これは誰もが認める紛い無き「金印」、国宝である、と云うモノでもないのかな?

実物まだ観賞していないので、博多を訪れた折り何時か見てみたいものです。

 

 

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古本(その3)

2020-04-25 07:15:24 | 歴史

これはどーか?

 

               

 

前回の本と違い、この本、記録・事実と作者の推論で組み立てられています。

どんな流れの本か、目次追って見ましょう!!

 

第一章  金印発光す

第二章  金印を鑑定する

第三章  亀井南冥の活躍

第四章  金印の解読 鈕と印文

第五章  真贋論争と中国の金印

第六章  亀井南冥の失脚

第七章  金印を発光させる

第八章  だれが金印を作ったか

 

この章立てで、大体の流れ分かったかな?

半分の章は今までの文献にも記述がある内容で、大きな違いは、第三、六章の亀井南冥なる人物です。

この作者、この方に焦点当てているのが分かりますね!!

どんな風に焦点絞っていくか、概略の粗筋いってみましょう!!

 

第一章  金印発光す

金印の出土場所の説明や出土後の各種文献の説明です。

所謂事実になるので、他文献と大きな差はないでしょう。

と云いながらオラッチャ、他の文献読んでもいませんが。

ここでの疑問や各種調査結果を、作者述べています。

1. 金印出土の場所にしては、地形的にあまりに不自然。

2.    昭和48年(1973)、金印公園整備のための発掘調査では、志賀島の各所で調査を実施、

   その結果、金印に関係する弥生後期の遺物は発見されなかった。

3. 昭和60年(1985)、道路拡張のために出土地付近の発掘調査が実施されたが、

    金印に繋がる遺構の様なものは発見されなかった。

4.   平成6年(1994)、福岡市、公園沖の 海底調査を実施したが、何も発見できなかった。

 

出土地点そのものが、いろいろおかしな臭いで満ちている様です。

まーこれは、前の文献でも指摘されているので、さほど大きな問題とは思えませんが・・・

 

第二章  金印を鑑定する

金印発見は、甚兵衛なる者で、その後、発見時の口上書が作成された。

それを役所に提出、金印・口上書が福岡藩に買い取られ、藩の宝物となり、藩庫に秘蔵された。

簡単に云えば、そんなところの様です。

農民が金印なんぞ持っても、碌なことありません。さっさとお上に提出、それなりの褒美を貰った方が正解です。

こう書けば、それなりに辻褄あってる感じです。

ただ、福岡藩が買い取るまでには、いろいろ紆余曲折があったみたい。

役所提出前後に、この金印を調査・鑑定した人物、それが亀井南冥なる人です。

この方が鑑定した内容、金印の真贋と云うのではありません。

この書類、2通ある様で、

1通は、金印のスケッチ、大きさ、重さを記述。

もう1通は、印面に彫られた文字の解釈です。

この2通が何時書かれたか?

単純な記録の様ですが、いろいろな文献からその時期決めること、なかなか判断難しい様です。

そんな所からも、やっぱ臭います。

 

さらに金印とは別に、この福岡藩の学問研究にとって大きな出来事が同時期に発生しています。

福岡城を挟んで、東西に藩校が開校、東に修猷館、西に甘棠館、この館長が武田定良と亀井南冥です。

この両校に、福岡藩が金印を鑑定させています。

ただその時期も実際は定かではない様ですが、最初の鑑定は甘棠館の亀井南冥で、修猷館は受け入れ後が考えられます。

何故かといえば、その鑑定書の内容から読み解けます。

南冥の鑑定は、漢籍の知識を駆使して行っているのに対し、修猷館のそれは、館長含む5名で「金印議」なる文章を提出しています。

この文章が5名の教授が解釈したにしては、あまりに突飛で不自然な内容です。

これから5名の何らかの意図や魂胆が読み取れ、それが相手への対抗意識なのか、何かしらの胡散臭さを茶化す文章か、いろいろ推察できます。

ただ、最終的には黒田藩の藩庫に納められ、それなりの記録の添付で今あることに。

 

次章でターゲットの人物炙り出します。

 

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そこそこか?

2020-04-22 09:27:22 | 日曜菜園

こんな感じで育っています。

 

                    

 

も少し近づいて

 

                    

 

まだまだ小さい?が、茎の一部がこんな調子で枯れかけています。

 

                     

 

まースナップえんどう、鞘を食べるため、あんまり薹が立っても食べ難い?

小さくても食べれりゃ十分です。結果、こんだけ取って準備。

 

                    

 

ヘタ、筋を取って炒める準備。

 

                    

 

先ずは、昨年作ったニンニクを炒めます。

 

                    

 

そこにえんどう追加。

 

                    

 

これだけでは、ちょっと味がねー と云うところで魔法のタネを。

オラッチャ、何にでもこれを振りかけ楽しみます、「ペペロンチーノ」。

 

                    

 

最終的に出来たモノ、

 

                    

 

「ニンニク風味のえんどう炒め」、

ウーン、 評価は?の味で、次回は、何で味付けるかな?

やっぱオーソドックスな「塩茹でえんどう」!!

 

 

 

 

            

        

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せこい新たな挑戦(その2)!!

2020-04-19 07:51:31 | 音楽

どんな挑戦か??

レシーバーの天盤のこんな所にポケットが。

 

              

 

何のポケット、蓋を外すと

 

              

 

そーです、ipodを差し込むポケット。

今やスマホの時代、もうipodも過去のモノ?

そんなところで、安いデモノないかとオークション漁ります。

見ると、いろいろ機器は出品されているが、

オラッチャ目的、安くて、動いて、差し込めて、音楽流せれば と至ってシンプル。

しかし、本体、コード、ユニバーサルドッグ等、あれこれ必要?

それに適う出品、そこそこ限られてきます。

これと思った出品、3つほどチェック。

丁度良いことに、1日毎の締め切りです。

1日目、落札逃せば、次の日に の思いで入札臨みます。

運良く1日目の出品でヒット、値段も予定価格以内。

これこれと、送られたipod嵌めて、記念撮影。

 

              

 

ただ結果的には、イットー高値の商品掴まされました。

 

形の上では、ipod→本体→スピーカー と音楽が。

さーipodに音楽取り込もうと、調べてみると、

どーもitunesソフトを使ってデータ取り込みしなければいけない様です。

そこで、このソフトPSに入れ様とすると、うまくいきません。

いろいろ調べると、どーもこのソフト、win10でしか・・・・

オラッチャパソコン、1時代古いタイプ、これの取り込みダメな様です。

残念!!

音楽取り込み、水泡に帰しました。

その点、ソニーの walkman、簡単にデータ取り込めます。

 

                    

 

まー外で聴く分にゃ、これがあるから不要っちゃ不要なのですが・・・

こっちが簡単に取り込めるから とipodも同じと思った所から

いろんな思惑が狂いました。

 

まーそのうち、携帯もスマホに替えざるを得ない様ですが、

外でのネット環境、さほど必要としない現在、

高い通信・機器費払ってのわざわざスマホ 不要です。

とはいえ、連絡手段は必要で、痛し痒しの時代に突入です。

 

 

                 

 

                 

 

 

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いつもと違う?

2020-04-16 06:49:55 | 病気

こんな場所からのスタートです。

 

                  

 

どこかな?

 

                  

 

そー正規の病院駐車場です。

何故か?

いつもの駐車場、残念ながら閉鎖中、あのコロナのせいで・・・

仕方ない?ので、料金払って車を。

セコイ考えですが、健康も兼ねての思惑、遠いと少しでも歩きます。

ここだと、ドア to ドアです。

先ずはこの機械に診察券を。

 

                  

 

何やら表示が?

どーもこんな機械ですら場所取りの方がおり、診察券でトラブルが発生している様です。

1番、2番違っても と思うのですが・・・

この発券器、10台近く1,2階フロアに設置されている筈。

そんなに急いで何処へ行く?

実際オラッチャ、診察券投入時には誰もいません、順番取りもありません。

伝票発券後、最初の検査場所へ。

 

                  

 

そこそこ患者、ソファーに座っています。

受付伝票では、こんな順番。

 

                  

 

その時点での検査実施番号、97番、約20人待ち!!

 

                                        

 

とはいえ、およそ5分か、待ち時間。

無事終わり、いよいよメインの診察科へ。

こんな状態、そこそこ多い。

 

                  

 

まー検査時間考えると、1時間は必要かな?

案の定、それに近い時間で呼ばれます。

とはいえ、診察担当医から云えば4人か5人だったかな?

担当医、他の診察医とは診察開始時間がかなり異なる様です。

いろいろ問題ありそうな結果だったが、「まー想定内の変化です!!」で、お終いです。

「次回は・月・日ですが・・・」

「分かりました!!」

まだまだ生存率に影響ある結果ではない様で、取りあえずは一安心?

続いて別の診察科へ。

いつもは、閑散としているこの域、今日は思いの外満席です。

 

                   

 

「・・さん、・番の診察室へ」

いつもと同じと思い、ドアを見ると、呼ばれた番号と違います。

「あれ?」と思ったが、その番号の診察室、探してノック、入ります。

再度「あれ?」いつもの担当医いません、女医さんが座っています。

「・・先生、転勤で、これからは私・・が診察しますが、宜しいでしょうか?」

一瞬「『おら、そんなの嫌だ!!』と、云ったらどーなるかな?」

と思っても、「分かりました、よろしくお願いします。」としか云えません。

当然ここでも差し障りのない質問・回答で終了です。

それはそれで万々歳!!

最後は支払受付、こんな感じで並んでいます。

 

                   

 

椅子にもこんな感じで

 

                   

 

やっぱ多くの方がマスク着用、こっちも同様ですが。

 

知合いからのメールで、遂にこの地にも感染者が・・・ 

暫く外出控えねば・・・

その前に主たる病院通い、3連チャンで終了、どーにか間に合って良かったのかな?

支払受付番号、こんな番号、395番

 

                  

 

やっと順番が。

 

                  

 

左の椅子にこんな表示、「患者優先」

支払で患者座れず、立って待っているのかな。

特に意味はないのですが、玄関入口には、こんな標識が。

 

                  

 

単純計算、支払=予約患者 と考えると、

そこそこ早い終了時間かな?

次回は、シトシトジメジメの梅雨、真っ最中?

どこからスタートできるか?

 

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