身延への旅の途中、 日曜・朝市に立ち寄ったことは昨日書いた。 その会場の山手側に「甲州銘石雨畑硯製造本家 峯硯堂本舗」と書かれた看板を取り付けた家が在るのに気がついた。
書道の趣味は無いけれど、 「雨畑硯」の名は昔から知っていた。 「それがどんな物か見物するのも面白い」 そう想って2階建の店舗を訪れた。 店には「現代の名工」に選ばれた 峯硯堂本舗 代表 雨宮 正美 氏がいらっしゃり、 2階の展示室も含めて快く店内を案内して下さった。
峯硯堂本舗 代表 雨宮 正美 氏
原石を輪切りにして蓋付きの硯に仕立てられた作品も在った
硯の色は「黒」と勝手な思い込みがありましたが、 展示品の中には周辺が暗い鬱金色を示す作品もありました。 その原石の持つ風合いを生かして硯に仕立て挙げられているのです。
訪れた際の店内に雨宮 正美 氏はいらっしゃいましたが、「朝市も開かれる日曜日なので、 店の鍵を開けている」そんな言い方をしてましたから、 なんの連絡もしないで店を訪れても閉まっているのかもしれません。 興味のある方は電話番号をで調べて確認してから訪れて下さいな。