初めての背比べ
2番目の孫が生まれて2日目、 助っ人に行っている妻から「貴方は病院に赤ちゃんを見に来ないのか?」 そんな命令形ともとれる質問形の言葉を投げかけられた。 「そこで仕方無く・・・」なんて表現をすると、 後で物議を醸す可能性が高いのだが、 午後の囲碁の対局が終わった後で自転車で谷保駅に向かい、 そこから電車に乗って産院を訪れて、 赤ちゃんを抱っこさせて貰って来た。
保育園でお兄ちゃんを迎えた妻ともども病室を訪れたのは午後の5時頃、 その時は部屋の主は授乳などのために部屋を留守にして、 個室には鍵が掛かっていた。
授乳を終えて戻ってくる母親を待つことしばし。 そして部屋で赤ちゃんの様子を見せてもらったりしていると、 看護婦さんが入って来て、 「名前などの自己紹介」や「今夜の当直にあたること」 などを述べてから、 赤ちゃんの体調や母親の状態等を聴き始め、 「母乳はちゃんと出ているか?」、「オッパイをちゃんと飲んで呉れているか?」 そんな質問に及よび、 更に看護婦さんと母親とのやり取りが続きました。
看護婦 「どのくらい飲みましたか?」
母親 「 に でした」
看護婦 当然の様な声音で 「 に ですか 」
聞いていた僕は意味が判りませんでした。
看護婦さんが退室してから聞いて見ました。 「 に って何?」と。
そしたら、 それは 「2cc飲んだ」 との会話だったそうです。
「随分少ない量だなー!」 「どうやって計量したんだろう?」と興味をもちました。 授乳量は赤ちゃんの体重変化で計測。 出産2日目の新生児では、 その程度の授乳量で当然なんだそうですね。