小雨の落ちているサンクトペテルブルグの朝9時は、随分と暗いなーと想いつつホテルの前から観光バスに乗り込んだ。 午前中は市内の極く狭い範囲の見所をバス時々下車の状態で観光し、昼食後に念願のエルミタージュ美術館へ入館。 この時期はOFFシーズンの始まりと同時に、ウイークデイの金曜日とあってか混雑は無く、館内は落ち着いて見物出来ました。 写真を載せた玉座の間なんか人の入らないこんな空間が撮影できてしまうほどです。 ここは展示された絵画や彫刻の他に、帝政ロシアの宮殿の豪華さをいたる所で見る事が出来ました。 掛け値なしに「来て良かった」と思える美術館です。
後日動画をYoutubeにアップしたらここにリンクを張るつもりですが、孔雀、梟、雄鶏が動くからくり時計の展示物の場所に居た時には、 時計の点検に来た係りの人がネジを捲き、孔雀が大きく羽を広げたり、梟が頭を左右に振ったり、雄鶏が時の声をあげたりする様子を見る事も出来ました。 僕たちの添乗員さんも 「今回の皆さんは、本当ににラッキーです。 私は何十回とロシアに来ていますが。 こんな風に動くところを見るのは初めてです!」と言ってました。
ほとんど腰をおろすこと無い駆け足の3時間見物、僕たちも疲れましたが、説明をしてくれた現地ガイドさんも疲れる体力勝負の仕事ですね。
昨夜メールチェックしていたら、ショージ君からのメールに「簗場の山荘で、あの後に出たナメコがいつの間にか無くなっています」と悲しいお知らせが届いていた。 春先には周辺に出るタラの芽も全部採られてしまう話も聞くから、 「僕たちのホダ木もいつの間にか山菜採りの人たちの巡回対象に組み入れられてしまったかな?」と少しがっかりした気分と、来年秋の収穫時期をどうしたものか? と心配をしてみたり。