鉈を使ったDIY

2024-05-24 22:45:57 | DIY

 タイトルに使った鉈、 今までに鉈を使った作業と言えば木の棒で杖を作るとか、 竹を割るとかの作業が大半、 それらもDIYと言えなくもないけれど・・・ 今日やった作業は雪の結晶撮影システムの90mmマクロレンズを本格的に組み込むための改造作業に必要な部品(スペーサー)を作るために鉈を使った話です。

 

 去年の秋に入手した90mmマクロレンズ、 それ以前に使用していた60mmマクロレンズに替えて雪の結晶撮影に使い始めました。 そのレンズを使うとレンズ本体の長さ、 レンズ先端から被写体までの最短距離、 そんな特性の変化に対応させるために、 従来の撮影システムの筐体全体の背の高さを変更する必要がありました。 

 2024年の雪のシーズンには間に合わせ的に暫定的な改造を行い 使用したのですが、 撮影現場での撮影システムのセットアップに要する時間の増加、 背を高くした事に依る機械的な不安定さに不満があり、 改造に取り組みました。

 

 改造方法を簡単に話すと、 従来システムで組み込んでいた厚さ13mmの木製のスペーサを厚さ27mmの物と入れ替える事です(Top写真参照)。 従来の13mmの物は10tと3tの板材を張り合わせて13mmを実現しました。 今回の改造に使うスペーサは大き目のサイコロ状の形です。 その  平行度の良い27mmの厚みは30mmの角材に対してルーターを用いる研削で作りました。

 

 

 他の2面は寸法精度はうるさく有りません、 それで、他の1面は鋸で切断加工、 最後に残る一面の加工を鉈を使ったのですが、 鉈の一撃で切断出来ます。 もっとも、鉈に依る切断では木材の切断面の平滑度はかなりの凸凹、 最終的には手持ちのグラインダーで平滑度を高めて手触りを良くする作業を付け加えたりしたので、 それなりの時間は掛かりました。 まあ、寸法的にはかなりラフで良い部分なので気楽な作業でした。

 

 実際にはサイズを大きくしたスペーサの製作と組み込みの他に、 カメラを組み込んだ筐体にたいしては、 筐体のスペースが許す範囲でカメラの組み込み位置を上方に移動させる変更も実施しました。 それらを含んでスペーサーのサイズが27mmで済んだことを忘れてはいけません。

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