大岳山・登山

2010-03-30 20:20:52 | 国内旅行と山歩き
    背景一番奥の山並は丹沢山塊
    大岳山頂では登山者の食料目当てに、シジュウカラの仲間が沢山飛び交っていました。


 今朝は、陽の光を感じて目を覚ましたら6時だった。 まだ早いかな?と思いながらも、あまりにも良い天気なので山に出掛けるつもりで起床。 最近はスギ花粉症の鼻詰まりでよく眠れないとぼやく妻は、へたをすると8時頃まで寝床から出ない事もあるのだけれど、僕に合わせた朝食の準備をしてくれて、7時前には朝食が始まった。 山歩きの支度をしながら、妻にも「一緒に行く?」と聞いてみると「行きません」の一言。 この時期に杉の王国・奥多摩の山は妻の大敵だから仕方ないね。

 そんな訳で一人で出発。 行き先は大岳山。 大岳山は多摩地域から西に望める山域の中で一番高そうに見える山で、緩やかな傾斜の左右からの尾根の頂点にもう一塊の土を盛ったような形をしていると言ったら解って貰えるだろうか? 立川駅に着くとすぐに、東京から直通の青梅行きがやって来て、青梅で奥多摩行への乗り換え、御嶽駅からケーブル下へのバスの発車時刻、全て5分以下の待ち時間でスイスイと進んでしまった。 その順調さに身を任せていたら、ケーブルにも乗ってしまって安楽・大岳登山開始となりました。 とは言っても、先日の冷たい雨の時に、奥多摩の山は雪であったようです。 日当たりの良い場所の雪は消えていましたが、北面する斜面はそれなりの雪に覆われていました。


 ケーブルにはほぼ満席の乗客がいたのだけれど、 御岳山から大岳山へのルートを歩き始めたのは僕一人「 あらら、これは山頂独り占めになるかな?」 と思いながら登って行ったのですが、大岳神社の付近からは馬頭刈尾根コースを登って来た人や早くも下山して来る人に出会い、山頂に着くと「奥多摩駅から鋸尾根コースを登って来た」という人も居て、山頂で昼食休憩している間には10人程も登山者が集まりましたね。

 下山も同じコースを戻り、ケーブルは使わず参道を歩いて下りました。 参道を軽自動車が通行する様になってから、この時期に歩くのは、多分初めてだとおもうのですが、 所々の道脇に置かれた「粒状塩化カルシューム」の大きな袋を見かけました。 雪が降った後などで凍結防止のために、必要に応じて散布するために置いてあるのでしょう。 この参道の両脇には杉の大木が780本程も立ち並んでいるのですが、根が露出し、倒れてしまったために切り倒されて物も目につきます。 以前は「何でこんなに根元の土が流され、痛み始めたのだろう?」と不思議に思っていたのですけれど... 塩化カルシュームの袋を見て、あれを撒かれて、高濃度の塩分が地中に染み込めば杉の根だって痛むだろし、 それで根が土を保持する能力も低下して、土が流れ出してしまうのではないか? と原因を推測してみたのだけれど、 本当のところ、どうなのだろうか?

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