高齢者の病気と医療費

2009-05-24 21:53:25 | タナカ君的偏見
 これは僕の80歳になる伯母さんの話です。「腰の辺りが痛い」とか「足が痺れる」の症状を軽減すべく、今年の3月に腰から少し上の背骨の辺りを切開して行う手術を受けました。 その背骨周辺の手術での入院治療では差額ベッド代を除いた医療費は2万5千程度の支払いで済んでしまったそうで、「医療費は、安いもんだよ」と喜んでいました。

 ところが、その手術から2ケ月経過した現在、痺れなどの症状はまったく改善されないのだそうです。 それで、今度は”ペインクリニック”なる診療科目の医者が書いた「星状神経節ブロック」に関する本を読んで、その治療を受けようとしています。その治療は首の左右にある星状神経節なる部位に麻酔注射を打つ事でなにやら効果が期待できるらしいのです。2chでもスレがたって話題にしていますからあまりポピュラーで無い治療方法なのでしょう。 伯母は「80歳になったら体のどこかがおかしくなっても当然...」という意識にはなれないようで「日常生活に差し支えるから、痛みや痺れを解消したい!!」、「そのためには、手術でも、麻酔注射でも何でも受けちゃう!!」「医療費は掛かると言っても、大したことは無い!」てな感覚でいるようです。 「星状神経節ブロック」の著者の関係していた病院で治療を受けたいが、病院は三鷹市にあって、お前の家の近くだから「(群馬県の伯母の)家からそこまで連れて行け」との意向です。「いいよ、連れてってやるよ」と返事はしておきましたが、こんな感じで手術を受けたり、治療行為を受けているんだから「高齢者の医療費は膨らんでしまうよなー!、困ったもんだぜ」というのが僕の率直な感想です。
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