-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

細野地区の行事(高い山運開き)に参加してきました。

2017-05-29 15:01:30 | 近況報告

 平成29年5月28日(日)に細野地区振興行事の一つとして開催された「高い山運開き&山菜まつり」の山登りに参加してきました。大平山に登って、昼食にビールと蕎麦を御馳走になるメニューです。大平山は細野、畑沢、中沢(村山市)に跨(またが)る山です。この行事は、既に7、8年前から行われているそうですが、私は今回で2回目です。参加者は山登りと山菜取り合計で約70名とのことでした。毎年、参加者が増えているそうです。リピーターが多いのが特徴のようで、細野地区の皆様の気持ちが伝わっているようです。私は昨年知り合った多くの方々と再会することができました。

 参加者は、私をはじめとして「いつも清い生活」している参加者たちですが、あいにく天候には恵まれませんでした。細野地区振興をやり続けている会長が挨拶しても、後ろに聳(そび)えている大平山は、顔だけを完全に隠しています。その手前の三角形の尖った山は、高円堂という大平山の門番をしているような山で、標高が大平山の約半分です。

 

  神主さんが祝詞を揚げ、さらにお祓いをしても山の天気はそのままでした。

 開会式をやっている最中から、昼食用の手打ちそばの準備をしていました。大人数ですから、蕎麦の量が半端ではありません。木の大きな器を使い、手慣れた3人がそば粉を捏(こ)ねていました。尾花沢市内には、蕎麦打ちをしているグループがあるそうで、いろんなイベントで活躍しています。例えば、5月3日に行われた徳良湖の花笠マラソンでは、千食以上を提供したそうです。とんでもないことをやる人たちです。

 林道の終端です。ここで登る前の注意がありました。参加者は年齢、熟練度がバラバラですので、リーダーは人並みならない気遣いが必要です。

 天候はずっと小雨状態が続いて、山頂へ着いても我が愛する畑沢を眺めることができませんでした。参加者は、霞の向こうにあるはずの絶景を想像していたようです。きっと美しい畑沢の風景を思い描いていたでしょう。

 頂上の三角点付近に、「大平山 813.6m」と書かれている仮の標柱を立てました。中央でトンカチで標柱を打ち込んでいます。これとは別に、本格的な標柱は既に完成していて、「農家レストラン蔵」の脇に立てかけていました。重量25キログラムありますので、後日、担いでくるとのことでした。この重さだと私には無理でしょう。

 山頂には、ほぼ役目を終えたタムシバ(通称 コブシ)が花の中心に実を付けていました。この時期に、この花びらはとても珍しいことです。高い山だから気温が低く、開花時期がかなり遅かったのでしょう。

 さらに珍しい花です。オオカメノキの花です。畑沢の背中炙り峠でも5月中旬に咲いていましたが、それよりも半月ぐらい遅くなっています。大平山の山頂だからこその花です。花弁がガクアジサイに似ていますが全く異なる種類の樹木で、ガマズミの仲間です。

 山頂から下ってきて、展望台になっている所で初めて眼下の景色が少し見えました。本当はもっとはっきり見えた瞬間がありましたが、私がカメラを向けると途端に視界が悪くなりました。「雨男」は私だったようです。しかし、とてもそのことは口にできません。ずっと秘密です。


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