-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

真夏日の太陽の下で稲刈

2023-09-13 09:26:03 | 近況報告

 令和5年9月11日(月)、畑沢へ稲刈の手伝いに行きました。例年よりも一週間は早いとのことでした。今年は暑い日が続いたので、稔が早まったそうです。しかし、どうも稲刈をする雰囲気がありません。何しろ真夏日がまだ続いています。この日の予想気温も30℃以上でした。

 畑沢へは村山市の林崎から背炙り峠を越えました。山形県のホームページに8月31日までは交通止めと掲示されていましたので、9月は大丈夫だろうと喜んで峠路を選びました。雪が解けてから8月末までも交通止めにしたのは、予想どおり峠付近の危険な場所の工事でした。外にも畑沢側の2ヶ所の土留め工事が完了していました。

 稲刈はコンバインが殆ど作業するのですが、田んぼの四隅はコンバインが方向転換できるように手で稲を刈っておかなければなりません。この作業は大した労力を必要としないのですが、今年の暑さは殺人的です。さらに、8月下旬の熱中症からまだ完全に回復していない老体には、ただ立っているだけでも大変な苦痛です。それは、私だけでなくても大変だったようです。

 

 今年は気温が高く、さらに一般に農業用水もかなり不足していたと聞いていましたが、畑沢は適度に湧水がありますので、稲が枯れることはありませんでした。用水の脇には水生植物がまだ盛夏を満喫していました。水田の厄介な雑草として嫌われているオモダカは葉を大きく広げています。

 

 オモダカの様には嫌われていませんが、水面を覆うほどに繁茂する羊歯植物のサンショウモです。山椒の葉に似ています。全国的には絶滅危惧種に指定されている所もありますが、畑沢では絶滅は心配ありません。

 

 これらの水辺は上記の2種だけでなく、様々な水生植物が茂っています。水辺が好きな人には垂涎の的でしょう。

 

 作付け面積は少ないのですが、あれこれと時間がかかり、作業の終わりは夕方5時になりました。この時間になると嬉しいことがあります。背炙り峠で夕日を拝めることです。昨年の11月末から約9カ月ぶりになります。長い通行止め期間です。そのうちに、珍百景に出るかもしれません。短い期間しか通れなくなってから、約10年ぐらいになろうとしています。時代は進歩していないどころか、退歩さえしています。私の若かった時代は、未来へ夢と希望を持ち、自分自身も新しい世界を作っていこうとしていました。今の若い人たちに、この世の中を見せて、未来への希望と意欲を持たせることができるでしょうか。自信がありません。何とも不甲斐ない老人です。

 夕日は葉山に沈みます。


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