-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

仙人にはなれないが、杣人ならなっているかな

2023-11-24 15:21:07 | 近況報告

 山形市内の私の家の裏山では木々が大きくなり、いろいろと支障が生じるようになってきました。秋に葉が落ちてくるのは何の苦もないのですが、枝が我が家の方まで伸びて樹上から青虫や毛虫が多量に落ちてくるようになりました。また5月から8月ごろを除いて家の半分が午後は日陰になります。昔は山の所有者が燃料として木を売ることができたようですが、今の山は負の遺産とまで言われるようになり、伐採の経費が所有者に大きな負担をかけています。民法の規定では隣地の所有者がそのような木を伐採してくれるように請求できるのですが、負担が大きいのを知っていますので可哀そうです。

 畑沢出身の私としては、伐採を請求するのは恥ずかしく感じます。「私が伐採するので、了解してください」とお願いしています。昨年から伐採を始めて今年は2年目です。住宅地での伐採には、色々と注意しなければならないことがあります。一つ目に大きな騒音を避けることです。チェーンソーはエンジン音がうるさいので、全て鋸引きです。これが結構、体幹トレーニングになります。その日は熟睡です。

 二つ目は建物が近接しているので、他人の家に木が倒れないようにすることです。木を根元から切り倒せば、木の高さの分がそのまま水平距離になり、どうしても他人の敷地まで到達して庭や建物を損傷してしまいます。専門業者ならクレーンやロープを使うなどして巧みに作業しますが、単一人でしかも機械を持たない私には別の方法を用いています。樹高の半分以上を登って、枝だけを鋸引きします。枝の太さの半分ぐらいになると、枝はメキッメキッと音をたてて切り口から裂けて下へ垂れ下がります。その後に残りの半分を切れば、ドスンと枝の切り口部分も落下します。順次、上の方から切り落としてから根元部分を切ると小さな範囲で作業でき、周囲に迷惑をかけないで済ますことができます。ただし、木の上に上るのは、高所恐怖症の私には大変ですし、体力も必要です。それなりに体力維持のためのトレーニングが必要です。作業の手順を検討しますので、普段は使わない頭もフル回転です。下手すると大けがですが、小さいころからの木登り経験が生きます。恐々と何度も登りました。

 最後に切った木の始末です。薪ストーブを使っている人が持って行ってくれればいいのですが、それは難しいようです。薪ストーブを使っている方々は、私から見れば皆さんお金持ちです。山から木を伐採して、それを割って薪にする人は極、稀で出来上がった薪を購入されているようです。かなり大変な経費と聞きました。そこで、わざわざ畑沢へ運ぶことにしました。畑沢には周囲のすべてに木々が余るほどあるのに、何故に山形からガソリンと手間をかけて畑沢まで運ぶのかと、自分の馬鹿らしさに呆れます。

 令和5年11月22日(水)、背炙り峠を越えての畑沢行です。愛車に木が大量に積載されていますので、スピードを落とし慎重に運転しました。正直のところは私は小心者ですから、いつも慎重な運転です。つまり、「いつものように慎重に」が正しい表現になります。

 以下は作業の経過と結果です。今回も長々しい文章で疲れましたので、詳しい説明を省きます。御覧になると分かると思います。

 

 

 

 大量過ぎて、全部を割ることができませんでしたので、丸太のままが大分、残りました。


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