-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

「背中炙り古道」のちょっと困ったこと

2013-10-26 17:12:26 | 近況報告

 近況報告と言っても、大分前のことになりました。実は平成25年の9月上旬のことです。直ぐに報告すればよかったのですが、他の記事を優先してしまいました。

 この写真は、背中炙り古道の峠の直ぐ西側の路面です。杉林が間伐され、伐採された幹と枝が古道の路面に散らばっています。「古道は使われないのだから、古道に捨てても問題ない」と作業員が判断されたものと思われます。私たち(まだ一部の人達)は古道を保存して、さらには地域の人のシンボルやハイキングコースとして活用していきたいと考えていたものですから、今回のこの光景にはがっかりしてしまいました。

 ただ、作業員の方が悪いことをしたかと言うとそうとも言い切れません。元々、古道は誰の所有であるかをまだ確認していないのです。江戸時代が終わり明治になってから、土地の登記制度が始まりました。その時、不特定多数の人が利用する歩道なども、「官地」として登記簿に載せられました。村人が利用する細い畦道もそのようになっています。ところが、山中の古道が「官地」として登記されているかどうかが分かりません。要は確認すればよいのですが、根っからのスビタレは確認していないのです。

 登記の状況はどうあれ、所有権を侵さない範囲で古道上の支障物を脇に除ける程度の行為は、許されるものと思います。これから、時間の余裕ができたら片づけ作業をしたいと思います。また、地域の方々と杉林を所有している方に対して、もっと古道について理解していただくように説明する必要がある気がします。所有権者はどこにおられるのでしょうか。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 石仏「背炙り古道の水の神」 | トップ | ぼちぼち紅葉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

近況報告」カテゴリの最新記事