-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

寶沢山

2013-10-11 14:21:07 | 自然

 鶴子を除いた常盤地区の最高峰である「大平山」です。畑沢では「ホウズヤマ」又は「ホウザヤマ」と呼んでいました。ホウズヤマは「寶沢山」の意味だと思います。細野地区は、大平山と呼んでいるようです。「寶沢」という沢は、畑沢にはありますが、細野にはないからでしょう。私は畑沢出身ですから、この記事では、「寶沢山」と書かせていただきます。寶沢山は標高813.6mです。清水畑(スズバタ)の標高が230mですから、標高差は580mほどになります。山登りの常識では、1時間に300m登れるということから計算すると、道の状態にもよりますが2時間ぐらいかかります。

 この写真は、平成25年10月10日に出かけた時に撮影しました。このところの異常気象で、夏のような暑さでしたが、空は秋です。きれいに澄んだ青空に白い雲が見えました。寶沢山がどこから最も見えやすいかと、畑沢の道路を行ったり来たりした結果、上畑沢の延命地蔵堂の北側を東に伸びている沢の方向に見える所が最高なようです。この沢の名前はまだ確認していませんが、他の沢が耕作放棄されている中で、この沢はずっと奥まできれいに手入れされています。その状況がさらに寶沢山を引き立てています。

 寶沢山は隣接する立石山と同様、流紋岩という硬い火山岩でできています。そのため、山体には、大きな硬い岩が残っていて、「大獅子岩」や「烏帽子岩」があるということです。、「大獅子岩」に関わる伝説を以前に紹介したことがあります。私はまだ見たことがありませんが、今年の秋にでも確認したいと思います。「烏帽子岩」は、昭和49年の4月に堅雪(かたゆき)を踏んで登った時に見たような気がします。撮影をしたこの日なら上に登らなくとも、下から見えるかもしれないと期待しましたが、私の目ではできませんでした。

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