-畑沢通信-

 尾花沢市「畑沢」地区について、情報の発信と収集を行います。思い出話、現況、自然、歴史、行事、今後の希望等々です。

山栗(やまぐり)そして猪(イノシシ)

2013-10-01 10:31:09 | 自然

山栗

猪のねぐら

 平成25年9月30日に畑沢の山に入りました。目的は、冬に使用するカンジキの材料となるクロモジ(黒文字)の木を探すためです。クロモジの木は大量に見つかりましたが、山栗が落ちているのも見つけてしまいました。カンジキ作りが目的ならそれに徹すれば良いのですが、そこはやはり「れっきとした山の子」です。そのまま見過ごすことはできません。自然に手が動いてしまいます。今年は猛暑のために、栽培している栗は出来が悪いようですが、山の栗は例年どおりの感じです。急な斜面ですが、老眼をものともせずに近眼メガネをはずしながら奮闘しました。今、山は葛(くず)の蔓(つる)がはびこっています。蔓を切りながら掻き進みます。すると、斜面に一畳ほどの広さで四角形に平坦にされた場所がありました。写真では平坦に見えないかもしれませんが、実に水平な状態での平面です。その状況は、人がスコップか鍬でならした感じです。そこで考えました。誰が何の目的でこんな場所を作ったのでしょう。しかし、どう考えても、こんな藪(やぶ)の中で人が休む理由が考えられません。しかも、道路からはこの場所にたどり着くには、急な斜面を登らなければなりません。そうすると、人以外の動物です。カモシカ、熊などです。以前に投稿しましたので、覚えておられる方もいらっしゃるでしょう。畑沢には今年、猪が現れたそうですので、イノシシの何かである可能性も出てきました。とりあえず、昔から度々会っているカモシカは、経験上このようなものを作らないと思いますので、無罪放免です。残るは熊か猪です。私はどちらとも会った経験がありませんし、生態に関する本の知識はありません。結局、その場では分かりませんでした。山を下りて、義兄に尋ねたところ、すかさず「それは猪だ」の回答が返ってきました。義兄は春に突然、猪に会い、猪が向かってくる姿勢を目の当たりにしたそうです。さすがに恐ろしい経験をすると、かなり深い知識です。私のテキトウな知識では役に立ちません。お蔭で、私も猪の気配だけは感じたことになります。しかし、猪も畑沢に出てくるとは時代が変わったものです。

コメント
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