Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

菅家受刑者晴れて足利の悲劇から釈放☆ 2009年6月5日

2009-06-05 16:02:24 | 日記・エッセイ・コラム

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昨日2009年6月4日午後3時47分千葉刑務所の門が開放され無期懲役の冤罪を課せられていた菅家利和(62歳)受刑者が17年半の収監から晴れて無実の釈放を勝ち取った、乗り込んだワゴン車には喜び溢れ支援者達に手を振る菅家氏の横に、立ちはだかる刑事・検事・判事による“司法の謀略”と15年間共に勇敢に闘ってきた佐藤博史弁護士の晴れやかな姿があった・・・

その後17時からの記者会見の席で言葉を荒立て『逮捕直後余りのショックで命奪われた父、2年前息子の無実をひたすら信じて耐え忍んできた母は息子の無実を知らぬまま死んで行った!!17年半の年月を返してくれ!!これまで係わってきた一連の刑事、検事、判事を許すことが出来ない、謝って済む問題ではない!!ハッキリ謝罪して貰うまでは許すことは出来ない!!また真犯人には時効が絶対にあってはならない!!』と今の気持ちを明らかにした・・・

1990年(平成2年)5月12日栃木県足利市にあるあるパチンコ店から当時4歳の真美ちゃんが誘拐され、翌日渡良瀬川河川敷で遺体で発見されるという痛ましい事件が起こった・・・

1990年の12月のある日幼稚園の送迎バス運転手をしていた当時45歳の菅家氏さんの玄関が激しく叩かれ鍵はずしドアを開けると4~5人の捜査官がなだれこんできた、高圧的な態度で座らせると、いきなり肘で菅家さんの顔面をなぐって『おまえがやったんだろう!!』と怒鳴られ何がなんだか分からないまま逮捕拘束されて行った・・・

1990年に科警研(科学警察研究所)で始まったばかりの185人に一人と低い確率のMCT-118DNA鑑定(なんだか16種類あるうち1種類の配列を目視するだけの鑑定法らしい)によって、真美ちゃんの肌着に付着した体液のDNAと菅家さんのDNAが一致したと決めつけ容疑者に仕立てられた、昼も夜も連日に渡る拷問が続いた!!髪をひっぱられ激しく蹴飛ばされるなどの暴力の恐怖から逃れるために不本意な自白に追い込まれてしまった・・・

1993年の宇都宮地裁での第一審公判でも1996年の東京高裁での第二審公判でも“疑わしきは罰せず”の法の精神を脱する負い目もあってか、後の無罪主張を恐れて検察官と裁判官は結託して“無期懲役”の刑を下した・・・菅家さんはそのまま牢獄に押し込まれ刑は決定し執行されて行く流れが出来たかに思われたとき、諦めかけた菅家さんに救いの手が差し伸べられた☆

その救い主は刑事でも検事でも判事でも国選弁護士でもない誰一人として法に携わるものではなかった、第一審公判後1994年菅家さんを面会に訪れた一人の知り合いの主婦であった、彼女は言葉を交わすうちに彼の目を見て直感で彼が無実であることを見抜いた、そして佐藤博史弁護士に手紙を書いて菅家さんの無実を訴えるよう薦めた☆☆・・・

1997年佐藤弁護士は菅家さんの髪の毛から独自で依頼したDNA鑑定から異なるDNA型の結果を得た、そして最高裁に再鑑定の請求をした、しかし『最高裁は再鑑定はするところではない!!』と冷たく跳ね除けた、もしここで最高裁が動き科警研へDNA再鑑定(1997~2002年では1/66000の確立に進歩していた)依頼にハンコさえ押していれば時効前に菅家さんの無実が判明し真犯人への手がかりが出来ていた可能性は充分あったはずである!!最高裁の職務怠慢の何ものでもない!!恥じることなく捜査段階での1991年のDNA鑑定結果を無期懲役の裁判証拠として認め上告を“愚かにも”却下している・・・

2003年以降DNA鑑定検査はSTR検査法が導入されて以来目覚しく進歩し、今では自動分析装置に、20本ぐらいはトレーに入っていただろうか、検体を設置するとDNA型が数値としてモニターに現れ4兆7000億人に一人という極めて高い確立で判定できるようになった、確かシスメックスもDNA鑑定機器を製造しているはずだ、2008年12月再三の再鑑定と再審請求と世論に折れたか、東京高裁は東京高等検察側と弁護側双方が推奨する鑑定人に依頼するDNA鑑定に渋々踏み切った・・・

すると菅家さんの鑑定結果は“18.29型”で真犯人のは“18.24型”と全く違う判定が出た、その結果が東京高裁に提出され今年5月、『再鑑定の結果は菅家さんに無罪を言い渡すべき明らかな証拠の新たな発見に当たる!!』と再審が認められ、受刑者再審請求中受刑者の刑執行停止を法務省が認可し、6月1日千葉刑務所に釈放請求を出すに至ることと相なった☆☆

その結果は被害者の母親にも書面で通知された、20年近くも被害者に音信不通を決め込み何も連絡してこなかった検察側に彼女は慈悲深く菅家さんを気遣って静かに語った『宇都宮地裁再審の場で無実の罪で17年半苦しんできた菅家さんに謝罪して、真犯人を見失ったその責任を取って欲しい』と・・・

真犯人から目が逸れて行く安易な自白偏重に走り、思い込みで無実の者に自白を強要する密室での取調べをなくし、録音・録画システムを取り入れ取調べをオープンにするよう請求して、臭いものに蓋をするような検察側の捜査のあり方を追及し、過去にさかのぼり1990年以降に行われたDNA鑑定結果533件を見直し可能な限り再鑑定し直し、まだ他に冤罪受刑者がいないか再確認して欲しい旨を公判で要求すると弁護側は強い口調で述べている、是非そうしてもらいたい!☆・・・

この結果になるに至っても当時の捜査官どもは『やるだけはやった!!うるさい黙れ!!帰れ!!』と果敢にもコメントを求めようと張り付いた女性記者を蹴散らし足早に建物の中へ姿をくらまして行った、彼等には反省の色は全く感じられなかった!!、『やるだけやったと言うなら、真犯人を捕まえてからいわんかい!!』と小生は叫びたい!!

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1 コメント

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オカナガンさん、ご無沙汰いたしております。 (まなたん)
2009-06-08 07:59:34
第九の合唱団結成の時期ではないかと思い、検索しておりましたら、オカナガンさんのサイトに辿りつきました。

私はあれから、別府町に声楽の個人レッスンに通っております。
かこバス通学です。


冤罪ですか・・。本当に許せませんね。証拠の有無以前にちゃんと調べないんだから、怒りが怒天を突き破りました。僅かでも弱点や不利な点があれば、簡単に犯人と決め付けられますからね。

私自身は警察沙汰に巻き込まれたことはありませんが、脅されたり暴力を受けて泣き寝入りしたり、悪くもないのに謝ったりしたことがたくさんあるので、他所事と思いたくありません。



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