Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

被災19日目、トレンチも高濃度の汚染水で満水! 2011年3月29日

2011-03-29 18:46:18 | 日記・エッセイ・コラム

今朝のNHKラジオ‘朝いち’で、まだ大きな問題にはなっていないが、被災地・避難所における感染症の問題が取り上げられていた、油断大敵、飛沫ウイルスから集団感染し“急性肺炎を起すインフルエンザ”はもとより、RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus )が乳児を襲い“急性呼吸器感染症”を起す・・・

人の糞便(ふんべん)や嘔吐(おうと)物からノロウイルスが生まれる、その汚物が乾燥して塵に混じって浮遊する、そして経口感染して“急性下痢・胃腸炎”を発症する、負傷してガレキの中から救助された時“破傷風”が発症する、傷口が膿んで感染症となって広まるなど色々ある、腕を口に当ててクシャミをする咳エチケットを守り、うがい・手洗いを徹底し、速乾性アルコール製剤が置かれ、飛沫感染を予防するマスク着用が出来る環境が整われることが急がれる・・・

他に深刻なPTSD(Post-traumatic Stress Disorder 心的外傷後ストレス障害)と言う厄介な精神的疾患が特に中高年の間に広まる兆候が出てきている、衝撃的な震災などのような自然災害に被災した時、大きな精神的負担がのしかかり、それに耐え切れずトラウマとなって、完治するまで長期間かかると言われる!精神科医なりセラピストなりカウンセラーなりによる速やかな心のケアの対応が必要になってきている・・・

シャレコスキンケア

地震と巨大津波に家屋もろともお金も母子手帳、健康保険証、年金手帳、運転免許証、土地の権利書、預金通帳、印鑑など全てを失った!原発が地震と津波に襲われ周辺住民たちが風評被害に曝(さら)された!次に多くの被災者を襲うと懸念されているのが、密集した避難所の集団生活から生まれる感染症PTSD問題である・・・

今、医療チーム“DMAT(Japan Disaster Medical Assistance Team 日本災害時派遣医療救援チーム)が各地の避難所を巡回している、彼等は僅かな時間だが診察を希望する避難者ための健康管理に当っている、薬の必要な患者には薬が処方され手渡されて、多くの被災者に喜ばれている、このDMATは1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災からの教訓を受けて2005年(平成17年)4月に西日本を拠点に独立行政法人として正式に発足したらしい・・・

連日、センバツ高校球児たちが生きる勇気と活力を全国に届けている、昨日28日、東北高校が大垣日大に0-7で完封されたが、全員全力疾走して攻守に着く姿は美しい感動を見る者に与えた☆今日、わが加古川北が波佐見をまたもや2-0の完封で破り加古川市民に喜びをくれた☆北校は波佐見の僅かな立ち上がりの乱れを突いて1回に1点を先制し、井上がその1点を守った、さらに8回に1点追加して甲子園で2勝もして☆8強☆準々決勝☆に駒を進めたのである☆・・・

今夜7時大阪の長居競技場から10chでテレビ放映されたが、選手たちは全員右腕に喪章を着け日本代表・海外組みvs Jリーグ選抜Team As Oneに分かれて全力を尽くして戦った、“東北地方太平洋地震復興支援チャリティマッチがんばろうニッポン”が開催された、試合前、ザックもピクシーも両チームの選手達も岡田武史前日本代表監督もラモスも呼びかけて義援金募金も行なわれた、前半15分遠藤のフリーキックで1点☆前半19分本田→岡崎のコンビプレーで1点挙げて☆日本代表が勝った☆・・・

しかしJリーグ選抜チームに選ばれ後半途中からピッチに立った、日本のサッカーを44歳になる今日まで支えてきた、あのキング・カズこと三浦知良(かずよし)が後半37分に放った絶妙なゴールは日本全土に勇気を奮い起こす感動を与えたのでなかったろうか!☆久しぶりにあのカズダンスが披露された☆小生もジィ~~としびれ胸が熱くなった!この試合のテレビ放映権収入と満席となった4万613枚のチケット収入とグッヅ販売の収入のほとんど確か2400万円が被災地の再興に贈られる☆ブラボ~~~☆☆

被災者の方へ 私が今 できること!! ←参加中

今日、福島第一原発で新たな問題が起こっていた!1~6号機の各タービン建屋に隣接して復水器からの燃料水を貯えておく復水貯蔵タンクがある、ここには溜まり水でほぼ満タン状態!そしてその地下に“トレンチ”と呼ばれるトンネルがある、高さ約17mの立て抗から入って下に降り、そのトンネルを通って配管用パイプなどをタービン建屋へ搬入するのである、今日、2号機タービン建屋のトレンチ、そこに溢れるほどが!あるはずのない水!ただの水でない!・・・

なんと先日2号機タービン建屋で見付かった溜まり水と同じように、線量計の針が振り切れるほどの汚染濃度1000mSv以上放射能汚染水で満ち溢れていたのである!何たることかサンタルチア!?建屋外壁の亀裂から漏れ出した溜まり水が染み込んだトレンチの盛り土の土壌を測定して見ると!ななな~~~んと!遂に本性を表わしたか?!

ジルコニウムの被膜菅で覆われた燃料棒のペレットの中に閉じ込められているはずの!ウラン燃料が高熱で燃えて生まれた“プルトニウム”が検出されたのである!このプルトニウムの量は人体の健康に害を及ぼすようななものでなく、1950から1980年代までアメリカやロシアなどが行なった核実験によって世界に拡散した量に匹敵するような微量なものであるらしい、ほっ!・・・

復水貯蔵タンクにはタービン建屋に1m以上溜まっていた汚染水が移送されて満タンである、残る対策の道はまだまだある!タービン建屋に残っている溜まり水にしろ、トレンチ内の満水にしろ、これら高濃度の放射性汚染水を原発敷地内に2基あるサブレッション・サージタンク(Supression Surge Tank :過剰に増えた復水を一時的に貯槽しておくタンク)ヘバキューム配管で移送すればいい!そしてイオン交換樹脂を通して放射能物質を“ろ過沈殿”でさせて放射能汚染水を浄化することになる、そこへ復水を移送する困難な問題が伴うらしいが・・・

それとも岸壁につけたタンカーに移送して何処か別の東電原発で処理する方法もある!いよいよ、一進一退!一難去ってまた一難から!泣きっ面に蜂!踏んだり蹴ったり!状態の方向に向かっていくのか?!この窮地を乗り越えんが為!東電も保安院も全力を尽くしているが、なかなか表には現れない原発問題・内閣府参与たちはどうしとるんかのう?・・・

IAEA(International Atomic Energy Agency 国際原子力機関)も飯館村の土壌を採取して放射線量の測定などして独自の調査を始めている、日本も世界の科学技術者を招いて、日本の原子科学に詳しい学者達と原子力発電テクノロジーの匠達が一箇所に集まり、全ての英知を尽くして対処する時が来たのではないのか!?・・・

ここに来て各タービン建屋外に設置されている原子炉補助冷却設備“残留熱除去システム(RHR:Residual Heat Removal System )”と言う、これまで話題に上がってこなかった新たな冷却システムが浮上してきている!?そこにも燃料水の配管が来ていて、冷却の緊急を要する時、ポンプを起動させて、その配管に海水を送り込み、外から冷却するようになっている、この設備の外部をヘリからの航空写真で観ると津波によってグチャグチャに破壊されていて、使用不可になっているらしい・・・

今日から本格的なガレキの廃棄処理が始まった、普通なら家屋、車、船舶などの廃棄処理には所有権と財産権を持つ所有者の承諾がいるが、震災については特別なケースである、政府の承諾があればこの限りにあらずで、政府からガレキ処理を許可する通達が各自治体に出された、分別処理できる木製と金属製などのガレキはリサイクル工場に運ばれて処分される、ただし、車と船舶は企業や公共の敷地を借りて当分山積みされて一時保管されるようだ、搬送に困難な大型船舶は当分そのまま放置されるようである・・・

今、参議院予算委員会で自民党・磯崎陽輔議員が予算そっちのけで、菅総理がヘリで原発視察したことに対して、この様な国難の時に視察に行って初動態勢が遅れたと菅総理を激しく非難しているようだ、この磯崎の様な馬鹿たれ国家議員がいることに怒りを覚える、いち早く現状知るために被災地を視察に行って何処が悪い!現地視察は初動態勢をとるためには最も大事なことだ!・・・

自民党よ!避難することは簡単だ!何故今ひとつになってこの国難に取り組もうとしない!この議員のような馬鹿は視察に行かなくても行っても、何の前向きな考えも無しにただ人を避難することしか知らない愚か者である!今日、衆参で議決が異なって衆院に差し戻された衆院予算本会議で復興優先で振り分けられる23年度の予算案がギリギリで成立した、29日現在、死亡者が1万1063人をに登った、1万8606人の安否が分からない、18万820人が避難生活を送っている・・

コメント (1)
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