今、４５０名の東電派遣社員とその協力会社・東京エネシス、日立製作所、東芝、関電工、IHI、大成建設、鹿島などの作業員７００人ぐらいが福島第一原発沖に停泊した大型連習帆船・海王丸に宿泊するなどして、原発間を往復して、原発管理区域敷地内の免震重要棟とスポーツ館“Jヴレッジ”に待機して、日夜交代制で原子冷却システム復旧作業に奮闘している・・・
昨日２６日に２号機の中央制御室の照明のみが半月ぶりに点燈した☆早速２号機タービン建屋床の溜まり水（原子炉建屋の格納容器の下ではないのか！？）を採取して放射線量を測定すると、なんと線量計の針が振り切れる！普通の水の１０００万倍！？１cc当り２９億ベクレル！という高いレベルを記録し、そこには燃料棒に閉じ込められているはずのヨウ素１３１、ヨウ素１３４（半減期５４分）？などの放射性物質が含まれていたと保安院から発表された！(*_*;・・・
２号機といえば建屋はシッカリ残っているものの、去る３月１５日に圧力抑制室附近で派手な水素爆発があった！その時その部分の建屋側壁が破壊した、同時に圧力抑制室プールの亀裂損傷の疑いもこれまでずっとされていた、２９億ベクレルの放射線量とはそれに被曝した人の半数が死亡するという３０００mSvの１／３の線量“１０００mSv／h（年間許容量上限）”以上に相当するような高い汚染濃度である！・・・
東電も保安院のほうでも原因を調査中だと、未だ口を濁しているが、これは明らかに３号機タービン建屋床の溜まり水と同じく、圧力容器中の核燃料棒のジルコウム被膜菅内に９９．９％閉じ込められているはずの気化しやすい放射性ヨウ素などがペレットから数％から数十％が燃料水に溶け出したものであるに違いない、中性子を最も安定した状態で閉じ込める被覆材ジルコウムが高熱高圧蒸気で剥（は）がれてしまったのである！・・・
うんだば圧力抑制容器プールから漏出されものではなかったのか？では、あの水素爆発では圧力抑制容器には何の亀裂もなく、プール内で放射能物質が薄められ処理された放射性汚染水が漏出されなかったことになる！よかったよかった！と安堵していいのだろうか？こん後、圧力抑制室プールの下に入って調査すれば分かることだが、今後と言わず急いでもらいたい・・・
東電の当面の課題は、まず溜まり水を早急に、汲み上げポンプなどでタービン建屋内の腹水器に戻し仕事のやりやすい環境を取戻すことが肝心である、そして圧力抑制室の亀裂、タービンを廻すための主蒸気配管とバブルと腹水器から圧力容器に冷水を廻す冷却補給水系配管とバルブなどからの漏れ箇所を究明し修復する・・・
必要なら新しい補給水系循環ポンプ配電ケーブルを設置しなおし、中央制御盤計器復旧が急がれる、その後冷却システム装置を復旧稼動させて燃料水を循環冷却していく！そうなれば圧力容器内の核燃料棒は１００℃以下に安定鎮静していくのだろう・・・
今でも東北は未だ停電、零度を下回る真冬の日がつづく、確か３Lの僅かな手回しポンプ配給ガソリンを求めて長蛇の列が出来る、今日その列で待っていた一人の老人が寒さに耐え切れず、車中で練炭炊いて亡くなった、被災者の足となるガソリン・軽油と心を暖める灯油を届けるための港の復旧が急がれる・・・
特に石巻、南三陸、陸前高田、宮古、相馬など交通が寸断され僻地化した沿岸地の港の復興が急がれる、今でもいたるところに港湾地域には、岸壁にも水中にも、重油の入ったドラム缶、プロパンガス、硫酸、農薬など危険で！復旧の障害になる様々なガレキが散乱堆積している・・・
そこで海上自衛隊“爆発処理班”が水中にダイブしてガレキ除去処理作業に活躍している、沿岸地帯にある多くの鉄筋の建物は海からの押し波には耐えたが、３０００トンもの圧力がかかった強烈な“引き波”によって海の方向に崩壊している、この度、猛威を振るった巨大津波の高さが、最高ビルの４階にも達する１６mにも増幅したいたことが明らかにされた！今日から自衛隊による海中遺体捜索も始まった・・・
今日、双葉、楢葉、常磐富岡、浪江、南相馬、飯舘、葛尾、川内、田村、いわき市などの原発に近い避難指定地域の洗浄のために京都府緊急援助消防隊“除洗システム消防車”の連隊が現地に向かって出発した、２７日現在死者が１万を越え１万６６８人となった、宮城県だけでも阪神淡路を越える６４７７人に達した！死者・行方不明者を合わせると全体で２万７０００人を越えた！・・・
明日、センバツ高校野球１回戦の最終戦に東北高校（仙台・泉区）が登場し、岐阜・大垣日大高校と対戦する、救援ボランティア活動に励み連習不足もあるだろう、勝敗に係わらず、最後まで諦めず全力を尽くして、大いに元気を発進してくれ！そして同じ被災者達に生きる活力を与えてくれ！☆・・・
