路の途中

35歳からジョギングを始め、今もゴールを目指してさまよい続ける市民ランナーの記録。

土曜の夜と日曜の朝

2010年05月30日 17時09分29秒 | Weblog
・土曜の夜
 この日は、職場の一大イベント。異動して、(このイベントの)主任ではないので、一隅を照らす用具係をやらせて頂いていました。今年は春にこのイベントのある支店なので忙しかったのですが、その分今まで味わうことの出来なかった感動を味わうことが出来ました。
 夜は「お疲れさま会」。8割程の職員の参加で寿司屋さんです。お隣の方が少食だったので、天ぷらやお寿司を他の人よりも多く食べることが出来ました。(笑)
 2次会はカラオケボックス。この職場の皆様の歌は初めて聞きました。若者がうまくてビックリ!(おいおい仕事間違えてないか?!)1時間半で私は4曲。トマトジュース4杯。後半は寝てました。(イベント疲れというよりは単純に睡眠不足にて、眠い!)
 若者の1人が近所なので、電車で北越谷駅まで一緒に帰ってきました。彼は駅まで自転車で来たのですが私に付き合って島忠の近くまで歩いてくれました。お話も出来ました。11時に帰宅すると、なんと!娘の声が。こたつの中から「お帰り!」あんた夜更かししすぎでしょ!(弱冠9歳)

・日曜の朝
 朝4時半に起床。朝風呂に入り少しだけ2度寝。公民館練習に。
 二日酔いは大したことはなかったが、やはり酒疲れ&寝不足気味。少し気持ちが悪い。でも、走り出せば良くなるかな?と早めに行って軽くジョグ。いつもと違う道に迷い込むとなんと!ポニーが!公民館のこんな近くで馬を飼っているところがあるとはビックリでした。今度は携帯を持って撮影してきたいです。
 体を温めたけど・・・。練習していないので脚は軽いが、体は重い。準備運動の後軽めにスタート。
 私より後にスタートしたbowstringさんと鈴智さんに追い付かれる。bowstringさんに着いていく。途中でbowstringさんをかわし独走か?(そんなわけないけど)と思っているうちに後方からO田さんがすごい勢いで追い抜いていく。「これはついて行けるペースじゃぁないなぁ。」と思いながらも、離されないように粘る。6~7キロ地点で差が縮まって来たような気がしたので、少し前に出る。ペースを落とさないように10㎞地点まで頑張っていると後方から今度は駄馬さんが!駄馬さんには追いつけませんでした。 
 抜かれて追い抜いて、抜かれて追い抜いてをくり返したが3度目は追いつくことも叶わずゴール。この日は、練習不足&体調不良により12.5㎞を60分ぐらいかなぁと思って走り始めましたが、走友からの刺激により、
「53分47秒」という驚きの結果でした。
また、今日のように涼しかったら今度は自己ベストに挑戦してみようかなぁ?と思いました。

平日ラン

2010年05月28日 22時00分05秒 | Weblog
本当に久しぶりに、平日ランした。
きっかけは食べ過ぎ。
「さすがにまずいだろうなぁ」
ということで走ることに。
平日の夕方は、やはり忙しくて時間が取れない。
朝走ることに。
なんで時間が取れないのかというと、移動した職場が忙しいことと、通勤時間が往復で1時間程余計にかかるようになったから。
今朝は、朝5時起床。5時45分から15分程のジョグ(3㎞弱)。朝の風は冷たく、3㎞ジョグしてもうっすらとも汗をかかなかったが、朝のランは気持ちがいいと再確認。生きているってこんな何気ない幸せを味わうことなんだなぁとしみじみと思う。

野辺山完走記⑦ 完結編

2010年05月26日 04時59分24秒 | Weblog
 ゴール後、他のランナーのゴールに声援を送りに行く。制限時刻は午後7時。私のゴールした時刻ぐらいから薄暗くなってくる。13時間以上走ってきたランナーに、残された時間はあと、10分。
「後10分です。この声が聞こえてますかぁ。」
とアナウンサーの声。
「後10分あれば2㎞は走れます」
「そりゃ無理だろう」
と1人でつっこみを入れながら、それでも応援する。
ラスト5分。T君が帰ってきた。ランナーでも(甘党でも)ないのにこの大会のために、減量し、練習し13時間55分かけて100㎞の道のりを自分の体を運んできたのだ!私も勿論、甘党のメンバーも驚嘆&感動だった。
「おめでとう」
と背中を押した。ゴール後、チップをはずしてあげよう、おそばを渡してあげようと、ゲート付近に行ってみるもT君は忽然と姿を消していた。いくら探しても見あたらない。
「何処に行ったのだろう?」
モコさん・かおちんも
「背が高いから、立っていたら解るのに」
と座っている人や寝ている人を探すが見あたらなかった。
 荷物を受け取り、駐車場に向かい、うめさんに完走の報告とT君ゆくえ不明を伝えると、「探してきます」と探しに行ってくれた。
 駐車場に帰ると疲労と睡魔のため車内にて仮眠。1時間ほどして、T君も車の中で休んでいるのを見て安心。すぐには帰れないとのことなので、各自のペースで帰宅することとし、野辺山を後にする。
 出発直前、寒さを感じながらトイレに行くと、体が硬直するような奇妙な感じ。まともに歩けなかった。昼間暑かったので発汗によるミネラル不足か?兎に角尋常じゃない感覚。車に戻り、体を温めるとなんとか運転は出来そうだった。
 ナビで調べると、中央道の方が近そうだったので、中央道経由で帰宅することに。途中のPAでカツカレーを食べて補給し、さらに渋滞20㎞以上と出ていたので仮眠をしてやり過ごし、am1:00頃帰宅。朝は4:00には起きて、朝一の書類を提出するために5時半頃には出勤して仕事を始めた。(我ながらどうしてこんなことができるのか?と不思議)

 さて、今回の野辺山を振り返ってみると3つ程のポイントがあった。

 1つめはT君。
 参加表明をしたときは、半信半疑。
 申し込みをしたと聞いたときには「大丈夫か?」
 東京タワーからの帰宅ラン30㎞でへばっていたときには「野辺山完走は無理でしょう」
 海まで50㎞1人ランをやり遂げたときには「普通の100㎞だったら完走できたかも知れないのにねぇ」
 直前1週間はT君に向けた「ブログ 野辺山完走に向けてシリーズ」
 レース中は50㎞過ぎまでT君のがんばりに刺激されマイペースを崩してしまい、後半失速(わたしがね)。
 制限時間5分前のゴールに感動を貰った。
 今年の野辺山は、T君のがんばりから、人の可能性を再認識させられました。

 2つめは仲間。
 走友会のうめさん、モコさんとT君の4人で野辺山入り。これも初めてで楽しかった。甘党の方々と1年ぶりの再会。かおちんとはレース中には会えなかったけど前夜祭や完走後にエネルギーを貰いました。本当にみんな素敵な人達で野辺山では勿論、他の大会でもご一緒できればなと思います。(でも、なかなか出来ないんだよなぁ~)

 3つめは、・・・。
 自分の今年の収穫としては・・・。うまく言えないのだけど「声かけ」かなぁ。
 昨年までも、50㎞過ぎにいろいろなランナーに声をかけて疲労やつらさや不安やらを紛らわせてきたけれどそれらとは少し違う声かけを周りのランナーにした。ちょっとだけ意識的に。
 例えば、辛そうに足を引きずるように走っている71㎞のランナーに、
「あと11㎞で完走ですね!頑張りましょう!」
歩いている71㎞のランナーに、
「ファイト!行けますよ!」
とか。
 昨年、100㎞にエントリーして87㎞エイドでリタイアしたという人にも
「今ココにいれば必ず完走できますよ。頑張りましょう!」
とか。
 自分は勿論だけど、周りのランアーも一緒に前向きに頑張れるような「声かけ」をすることが出来た。みんなで野辺山を盛り上げようよ!という気持ちが少しずつ表現できてきたのかなぁ。なんて言ったって「運命共同体」意識があるから。
 そして、声かけした人が1瞬でも元気になると、こちらもエネルギーがもらえる。素晴らしいことだ。素晴らしい体験をさせてもらった。だから、

「必ず来年も 野辺山に出て 声かけをして 完走したい」

 最後まで読んでくれた あなた。
 ありがとうございました。
 これにて、野辺山完走記は完結させて頂きます。(来年に続く)

野辺山完走記⑥ 87㎞からゴールへ

2010年05月25日 05時39分28秒 | Weblog
「87㎞のエイドを越えたら、ラストスパート」
そのような、ファイトプランはこの段階ではもう望めなかった。
ただ、「時間内完走をする」その気持ちだけは強く持っていた。
エイドを出て、とことこ走る。少し行くと、ラストのだらだら上りが見えてくる。
「あそこのテントまで歩かずに走ろう。きっとエイドだ。」
と思ってたどり着くと、90㎞のチェックポイントだった。
この後は、時計をにらみながら、
歩いたり、走ったりの繰り返しだった。
「このまま歩き続けたらオーバーする。」
 とか、走ってから、
「もう少しあるいても大丈夫だ。」
 とか、の繰り返し。
前の人をターゲットにして、
「あの人を抜かしたら歩こう」
とか、なんとか自分の目の前に小さな課題を設定して走り続ける。
 いよいよ、97㎞のエイド。最後のエイドだ。もう歩いても、時間内に完走できる。でも、
「歩かない。ラストは走る。」
これは、ランナーとしてのプライド。87㎞からのラストスパートや自己記録の更新は叶わなかったが、ラスト3㎞歩かずに走り続けられたら自分の中で

「今日は勝ち」

 と決めた。
 周りは歩いている人が多い。自分の脚もきつい。でも、周りと比べるのではなく、これは、
「自分との闘いなのだ」
とても解りやすい。ラスト3㎞走り続けたら自分に勝てる。自分に負けたくはなかった。
そして、ラスト数百㍍。この辺りで、応援する地元の人が、
「おめでとうございます」
「完走おめでとうございます」
とたくさん声をかけてくれる。とてもありがたいと思う一方、違う、まだ完走していない。まだ、戦っている
という複雑な思いで、
「ありがとうございます」
と応えた。
ラストの坂では、モコさんが見えた。甘党の仲間に私の到着を告げているように見えた。みんなが祝福してくれる。あと少しだ。ゴールゲートをくぐる。昨年の記録には5分程届かなかったけど、3年連続時間内完走をやり遂げた。安堵でいっぱいだった。そして、自分に勝った。
 ゴール後、メダルをかけた貰い、そばと豚汁を頂きながら今は安心感でいっぱいだった。

 次回、「ゴール後」で終了かな?

野辺山完走記 ⑤ レース後半

2010年05月22日 19時31分55秒 | Weblog
 今日中に仕上げたいと思っていた書類が思いのほか早く仕上がってので⑤に突入します。

 50㎞を過ぎて、しばらく進むと前方にT君の姿が。その他にも「還暦さん」(そんな感じの仮装をした見知らぬランナー)や「ウルトラクイズさん」(そんな感じの帽子をかぶった見知らぬランナー)が前後になり抜きつ抜かれつ。
 2車線の大きな道路を渡る辺りでT君がストレッチをしていました。「○×△・・・」(なんと声をかけたのか忘れました)と声をかけ横を通り過ぎました。このレースでは、T君の後になることはもうありませんでした。。
 更に進むと、「そうか、こんな感じだったけ」
 すれ違いの始まるポイントに入りました。これで3回目のハズなのに、こんな感じだったとは記憶にありませんでした。
(説明会の時に「すれ違いポイントで、間違えてショートカットしてしまったらどうするんですか?」という質問があったが。故意にじゃなければ絶対に間違えません!進む方は直進ですから。)
 昨年ここの折り返しで始めてうめさんとすれ違い、始めて走っているうめさんを目にしたので今年も会えるかな?と期待していました。すると、なんと、すれ違いには入ってすぐ、たぶん温かい麦茶を出してくれる私設エイドのところ?で、すぐに出会ってしまいました。
「えっ!」
こんなに差があるの?今年は去年よりも30分近く早く通過してきたのに!とわたしが驚いていたとき(後で聞いた話ですが)うめさんも
「えっ!今年はすれ違わないと思っていたのに」
と、思っていたそうです。(やはり30分程早く通過してきていたから)
 折り返しに向かい、ややショックを受けていた私の目にセーラー服の素敵な女性が映りました。私の認識では、セーラー服の仮装の人はおじさんが多いのに、この方はとても精悍な感じのする女性でした。追い付きたかったけどとても無理な位離されています。
 今回私は、どんな上り坂も歩かずに進んできました。58㎞のチェックポイント&エイドの付近でも。まぁ、それが良くなかったんですけど。
 折り返してすぐにT君とすれ違いました。
「あと少しだよ」
と向こう側の車線にいるT君にかけた声は届いていたようでした。
 しかし、この辺りでは既に、特にももの前の辺りが張ってきています。60㎞のチェックポイントを過ぎたあたりから右膝が痛み出し、とうとう下りにもかかわらず歩いてしまいました。
 そこから、71㎞地点まで歩いたり走ったり歩いたりの繰り返しです。見慣れたランドレの女性とも抜きつ抜かれつ。
 71㎞のエイドでは迷わずおそばを頂きました。マッサージのサービスは並んでいたのでセルフマッサージジェルを塗って出発しました。
 いよいよ、馬越峠です。この峠は、初めから歩くつもりだったのですが、それにしても長い。長い長い長い。車でも2速であがれるかどうか?という感じの上り坂が5㎞続きます!この坂道解ってはいたけどきつい。5㎞の上り坂を歩くのは1時間では歩けません。しかも、どんどんどんどん抜かされいきます。気が滅入りながらも上っていくと後からデカフォレストの方に抜かされました。デカフォレストの方に、
「あとどの位ですかね?」
と聞いてみました。
「あと、3.5キロぐらいでしょう。ここでは脚を使って走ってもタイム的には大して変わらないから、このように歩いた方がいいですよ。」
という言葉を残して、さくさくと上って行ってしまいました。
 後を振り向くと遥か遠くにT君のような人が歩いて上っています。
「えっ!」
 確かに歩くの遅いけどもう追い付かれる?と焦りながらも早くは歩けません。
 なんとか、79㎞地点馬越峠の頂上に着きました。ホットしながらも、軽く補給して下りです。魔の下りです。がたがたの下半身、筋肉痛がき始めている大胸筋は走るたび、揺れるたびに痛みを伴います。たしか、うめさんがウエァーの下にぴたっとしたアンダーアーマーを着ていると言っていましたが、この大胸筋の揺れを抑える効果がありそうです。
 下りも体の使い方を工夫しながら、スピードを落としながらなんとか歩かずに走り続けます。腰高の姿勢をキープし続けると、膝や股関節の痛みを比較的抑えることが出来ました。
「そうそうここまで着た。今年も来たぞ。」
と思いました。しかし、やはりここを歩かずに下ることは私の脚には厳しかったのでしょう。この後かなりの失速をしました。下り降りるとやっとフラットな道に出ます。しかし、その数百m手前で足が止まってしまいました。歩いてしまいました。フラットな道では毎年ペースアップしてがんがんぬかしまくりました。今年も、
「行くぞ!」
とペースアップ。市街地では抜かしまくりましたが、川沿いに来たところでまたもや失速。87㎞の最後の着替えポイントではへろへろになっていました。
 レース前は87㎞からラストスパートをするためにエネルギージェルだけ補給して走る予定でした。でも、もう既にその余力はなく、うどんを食べ、靴下を履き替え、川柳も書いて!休憩をしてぼちぼちと走り始めました。

以下、レース終盤に続く、でしょう。

野辺山完走記④ レース前半

2010年05月22日 05時37分22秒 | Weblog
 レース当日は、朝から霧雨模様。予報では曇りだったのに。でも、走るころには天気も回復模様。
 スタートロスは1分ぐらいでコースに出る。見慣れた風景に今年はT君が。振り返ってみれば今年はT君を意識しすぎて自分のペースを守れずに後半の失速につながったという感じ。
 私の周りの人は、これからの長い道のりを知ってキロ6から7分ぐらいでとことこ進んでいる。なんとも、力みのない(力が入っていたら走りきれないから)走りで進む。途中でT君に抜かされる。左前方、2~30mのところにずーと見えている。彼はハーフ1本しかレースの経験がないので後半は失速、またはリタイアするだろうと考えていました。
 初めのエイドでは先行していたのかも知れないが、そのうち抜かす。しかし、わたしがエイドで補給していると後から抜かし、少し進んだところで又わたしが抜き返すという展開がなんと!50㎞のエイドまで続いたのです。
 私の今年のレースプランは「徹底的に前半から後半までゆっくりと進みラスト13㎞まで脚を残しそこからラストスパート」だったはずなのに、T君に抜かされるたびにレースプランが崩れていくのに気がつきました。
「この坂は ゆっくりでも 走り続けよう」・・・と。
 ゆっくりというのは、レース前はきつい上り坂は歩くハズだったのに、レース中にはゆっくりと走るに変わってしまいました。
 35㎞の稲子湯の手前1㎞のきつい上り坂は今までは半分以上は歩いて上っていたのですが、今年は全てゆっくりと走って登り切りました。走って上ってみると今まで思っていたよりもこの坂は短く感じ→坂を走って上る快感を味わってしまいました。(これがいけなかったのでしょうね)
 心地よい(その時点では)疲労感を感じながら35㎞エイドではお汁粉を味わい、トイレにも寄って、ストレッチもしてたっぷり5分程休んでスタートしました。ここからの上り坂も当然走って上りました。すると、前方にT君が・・・。
「えっ!」
 もうこの辺りでは、大分後にいるはずと思っていたのに。軽く焦りましたが、大きくはペースを変えずに、しかし、上りでも必ず歩かずに走り続けました。
「お汁粉食べた?」
と後から追い付きざまに声をかけると、T君はわたしが後にいたことに驚いたようでしたが、
「えっ!今のところにお汁粉があったんですか!」
と応える余裕も持っていました。
 42㎞の着替えポイント直前は長い下り坂です。基本的に下り坂は苦手です。この頃には結構脚にきはじめていたのと、急な下り坂は股関節や膝関節が痛いので左端の芝生の歩道を進みました。後から快調なペースのランナーに抜かされまくります。
 42㎞のエイドでも私は着替えて補給をして走り出すと前方にT君が!再びエイドで抜かされていました。ここでは先程よりも少し焦りが大きくなりましたが、自分としてはペースを崩さずに淡々と走り続けた・・・つもりだったんですけどねぇ。
 再び後から抜かし
「T君」
と声をかけると、今回も驚いていました。
 その後も、上がる気温と闘いながら50㎞の中間点&おそばの給食を目指して走り続けます。見慣れた風景を楽しみながら、
「おう、ここを過ぎればもうすぐ50㎞だ!」
とさすがに3回目なので余裕を持って到着しました。
 50㎞はわずかに6時間を切っていました。昨年より30分程早い到着です。ここで、レースプランとのずれを意識したのですが、
「早く通過できている」という勘違い(無理をしているのに)と「T君との差」が私の判断を狂わせてしまったようです。
 それでも、おそばの列に並びゆでたてのおそばとおにぎりを味わい、ストレッチをして休憩。実は、そばに並んでいるときにT君が50㎞を通過していきました。軽く補給した後、その先でリックをおろし着替えをしているところが見えました。後で聞くと、
「それまでウェアーを反対に来ていたので、直しました」とのことです。100㎞のレース中一度もいわゆる着替えはしなかったそうです。
 おそばではものすごく(10分弱)並んだけど、並んでいる間回復もするわけだからここは自分的にはおそばで体も気持ちもリフレッシュしたいところです。(来年も並んで食べると思います)
 50㎞を過ぎ、またまた、T君を追いかける旅が始まります。
 そして、レースも後半に入ります。
(完走記⑤につづく といいなぁ)

野辺山完走記③ スタートまで

2010年05月20日 05時38分40秒 | Weblog
 野辺山のスタートは早い。午前5時にスタートする。やはり2時間前には起床しなければということで、3時起床だ。
 私の場合、一番の課題はトイレを済ませること。朝は3回済ませなければ走っているうちにしたくなってしまうから。
 起床後すぐに、朝食を採る。おにぎり3個をもぐもぐと。前日の夕食はたくさん食べたけど、終了が早かったのでこの時刻でも食べられる。ありがたくいただきながら、少しずつ覚醒してくる。
 トイレに行ったり、コンタクトを付けたりストレッチをしたりして4時になりT君に声をかけて預ける荷物を行き先別のトラックに預けに行く。
 時間があるので、寝袋の上でリラックスして待つ。4時半頃スタートライン方面のトイレに最後の体調調整のために行くが、既に長蛇の列。
「こりゃダメだ!」
 と思った。駐車場方面のトイレに戻ると待ち人は少なくさっと入れて助かった。
 少しでも前に並ぼうと、人の間を前に進む。スターターの「荒川静香」さんの姿も見える位前に。
 10秒前のカウントダウンで気合いを入れ、T君とも握手をして完走を誓い合った。
 スタート混雑するので、荒川さんとの入った地は断念し、ゲートの真ん中当りをロス1分ぐらいで通過。
 いよいよ今年の野辺山ウルトラマラソンが始まった。

野辺山完走記② 前日

2010年05月19日 05時13分03秒 | Weblog
 目が覚めたのは4時頃だったと記憶している。
 その前日は職場の歓送迎会で迎えられる側だったのでお断りするのも難しく、二日酔い気味。
 しかし、大会当日の「午前5時スタート」の合わせて4時半にはレトルトカレーの朝食を採った後、前日も5時にジョグ開始。体を朝型に慣れさせます。3㎞程の目覚まし簡単ジョグですが。
 朝風呂でリフレッシュしてから、荷物の最終チェック。今回は自分としては異例の1週間前の週末にほとんどの荷物を用意していたので後は細かい物を整えたり、42㎞用と87㎞用に(預けるポイント)に袋詰めしておくぐらい。当日の朝はばたばたしないで済みました。
 例年、うめさんと2人で待ち合わせして野辺山まで行っていたのですが、今年は4人になりました。走友会のモコさんと元職場後輩のT君です。川口Pには予定より早く着きましたが、うめさんとモコさんもほぼ同じ時刻に到着。T君を待ちます。待っている間に「大きな肉まん」を食べました。(朝食が早かったもので・・・)T君もほぼ予定時刻に到着し4人でのツーリングが始まります。
 中央高速は途中渋滞していましたが、想定の範囲内で結構快適に須玉インターまで来ました。出てすぐのセブンイレブンで翌日の朝食を購入後、うめさんお勧めのおそば屋さんに寄り「野菜てんぷら二枚重ねそば」を頼みました。お腹が空いていたので、写真も撮らずに完食してしまいました。
 12時半頃、会場到着。いつもの駐車場で、トイレ近くに止め前日受付へ。前夜祭のチケットも順調に購入でき会場でお買い物。
 私はウィグライプロのイベントに参加していたので(参加費丸ごとキャッシュバックはすでにはずれていましたが)会場でがらがらのくじを回すと、なんと色つきの玉が出てきて「1000円チケット当選」しました。その1000円で大会オリジナルタオルをゲットしました。(ここで運を使ってしまったか?)
 車に戻り、寝床を作り、1時半の1回目の「説明会」に参加。おなじみの走る元美人アナウンサー(自称)も今年も元気よく司会をしてくれていました。
 この説明会に参加すると本当に「いよいよ本番だ」というテンションが上がってきます。終了後、「心の旅人さん(甘党ランナーズ会長)」に声をかけられ久しぶりの再会。似顔絵ランナップとネーム入り素敵なペンダントを頂きました。いつもいつもありがとうございます。前夜祭での再会出来ることを祈ってお別れしました。
 再び、車に戻り荷物の整理。スタート時のシューズにチップを装着し、スタート時のウェアーと42㎞で着替える予定のウェアーにゼッケンを付ける。さすがに4回目の参加なので必要な物と必要でない物を分け使わない物は大きな荷物にまとめて収納出来たので車内はすっきりしていて「どこどこ?あれ何処行ったっけ?」ということもなく快適に過ごせました。時間があったのでお昼寝をして体調を整えました。それでも、前夜祭まで時間があったのでお散歩もかねて近くのコンビニへ。立読みした本によいことが書いてあったので衝動買いしてペットボトルのお茶を飲みながらコンビニの前でしばし読書。読んでいるうちに、野辺山に来ることが出来たことに感謝。柄にもなく家族(今回はかみさん)に感謝を伝えたくなりました。自分の好きなことをさせて頂いてることの感謝を込めてメールを送りました。
 前夜祭には開始30分程前に行きましたが既に行列が出来ていました。前に並んでいたかおちんを見つけて懐かしく、うれしく思いましたが前に入り込むのも気が引けたので最後尾についたままおしゃべりを続けました。
 会場では例年通り食べ物にものすごい勢いで人が集まり、出来るだけ混雑を避け空いているところから攻めて食べて飲んでいました。それでも、30分ぐらいすると十分満足したので甘党の皆様がいるテーブルに移動して歓談。さすがに甘党の皆さんはパワーが違います。抽選会ではモコさんが乳製品の詰め合わせをゲット!りんこたんの萩往還140㎞完走の話も聞けて「すごいなぁ」と思いました。記念撮影をし、翌日の健闘を誓って解散しました。
 今回は前夜祭でビールをあまり飲まなかったからなのか、車に戻ってもなかなか寝付けず、色々なことを考えて時間が過ぎました。寝入りそうになった8時過ぎ、娘からのメールで目が覚める。「明日の1000頑張ってね!」の文字に苦笑する。(出来るか!)
 更にうとうとしていた10時過ぎにかみさんからのメール。着信音で目が覚めた。夕方のメールの返信だった。応援の言葉をかけてくれるとは思っていなかったのでホットして寝る。
 こうして前日の夜は更けていった。(今年は無事に)

 思っていたより長くなった。当日の朝に続く。(かな?)

野辺山完走記① 概略

2010年05月18日 04時50分04秒 | Weblog
概略(だけで終わってしまったらすみません)

・完走しました。
 昨年よりも5分程遅れましたが、おおよそ13時間35分ぐらい。

 一緒に行った、うめさん、モコさんは勿論、なんと!ランナーではないT君もおよそ制限時間の5分程前にゴールに飛び込んできました。(すごい!)

 今回も様々なドラマのある「八ヶ岳 星の里 ウルトラマラソン 100㎞」を体験することが出来ました。なんにしても、無事に帰宅して、翌日もなんとか(本当になんとか)勤務することが出来たのがよかったです。

 来年は、翌日はお休みを頂いてゆっくり出来たらいいなぁと思っています。

 応援してくれた皆様 ありがとうございました。

 今年は詳細がアップできるか、解りませんが出来るだけ頑張ります!
(今朝はここまで)

野辺山完走に向けて⑥(たぶん最終回)

2010年05月13日 20時34分22秒 | Weblog
 いよいよ近づいて来ました「野辺山 ウルトラマラソン」
 「完走に向けて」シリーズも今回で最終回になりそうです。なぜならば、明日の夜は
「新しい職場の 歓送迎会 」・・・飲み会です。(大丈夫なのかなぁ?ってそのくらいでどうこうなるようじゃ完走は無理ですよ ちっちっちっ!・・・壊れかけてる)
 
 今回は「精神論」というより「自己暗示法」かな?
 
 簡単に言うと、
「完走している自分をイメージする」
 ということ。
 「笑顔でフィニッシュ」
 が今回の目標なので、笑顔でゴールラインを越えて、金メダルを受け取っている自分を映像としてイメージすること。出来ればその時、自分の目標タイムが電光掲示板に表示されているところまで「想像」してみる。(13時間15分)

 さらにその 前 後 も想像(空想ではない)、イメージしてみる。

 前 というのは、ラストスパートで他のランナーをごぼう抜きしている自分。気持ちよく野辺山の大自然をジョグしている自分。おいしくエイドのおそばを食べている自分。前半、無理せずにマイペースでランニングを楽しんでいる自分。良い体調でゴールラインに立っている自分・・・などです。
 
 後 というのは、後からゴールしてくるランナーに声援を送っている自分。帰りの車を気持ちよく運転している自分。休憩をしながらも、日曜日のうちに自宅にたどり着いている自分。翌日も普通に勤務して、午後6組のお得意様との面談を笑顔でこなしている自分などです。

 「人間は、自分の描いた自画像通りになろうとする傾向にある。」(ジグジグラー)
 自分のイメージに合わせて深層心理が自分の心身のコンディションを整えてくれているということはよく実感しています。
 簡単なところでは、「今日は、10㎞走ろう」と思って練習を開始すると10㎞は難なく走れます。しかし、「5㎞で上がろう」と思って練習に参加していざ、みんなに合わせて10㎞走るのは本当に辛いです。
 前日に寝る前に「30㎞走るぞ!」と覚悟して寝ていれば、寝ている間に体が準備を始めて少なくともその半分の15㎞は軽く走れちゃったりします。
 歯を食いしばっていれば、ビンタにも耐えられるのと似てるかも?

 ウルトラだけじゃないし、ランニングだけでも無いけど、
「人は、自分の描いた自己イメージに近づこうとするものだ」
 だったら理想の自分、こうなりたいなぁという自分を思い描きながら生きていこうじゃないか!

 そして、「完走目指して」シリーズを読んで下さった皆様ありがとうございました。
「完走記」も気持ちよく書きたいのですが、レースが終わると6月の前半まで再び仕事が忙しくなることが予想されています。今年の完走記は無いかも?もしくはかなり縮小版になるかも知れません。でも、是非応援して下さいね!
 

野辺山完走に向けて⑤

2010年05月12日 05時34分05秒 | Weblog
エイド活用術

 フルマラソンでもそうかも知れませんが、ウルトラマラソンでは早めの補給が完走へのポイントだと言われます。10時間を超える長い時間体を動かし続けることになるのでスタート時の体に蓄えているエネルギーだけでは動けなくなってしまうと思われます。補給した物は消化吸収されるまでに時間がかかるので、お腹が空いてから食べたのでは間に合わない。前半から補給した方がよいでしょう。しかも一度にたくさん食べるとお腹が痛くなるので少しずつです。(そんなにうまくいかないところも面白いのですが)
 野辺山では約5㎞ごとにエイドステーションが設置されています。(ゴールも含めて27カ所)飲み物だけではなく、チョコなどのお菓子、果物、に加え炭水化物類も置かれています。私が楽しみにしているのは、
・35㎞のお汁粉
・50㎞のそば
・58㎞のおにぎり
・71㎞のそば
・(87㎞のうどんとおにぎりは作戦上採らない)
・フィニッシュの豚汁&そばです。
 エイドステーションを楽しむのもウルトラの楽しみ方の1つです。87㎞以外の「スペシャル」を計画通り笑顔で制覇することが目標です。(時間内完走が本当の目標ですよ!)
 ちなみに87㎞のうどんとおにぎりを採らないのは、その後ラストスパートをするためにお腹に固形物を入れないためです。自分の荷物にエネルギージェルを忍ばせてちゅうちゅう吸う予定です。

次回は「精神論 もしくは 自己暗示など」で最終回かな?